期間別予測トレンドレポート



米ニューヨークの裁判所は、Aaveが求めたイーサリアム(ETH)の凍結解除について判断を先送りした。
コインテレグラフが5月13日に報じた。米ニューヨーク南部地区連邦地裁のマーガレット・M・ガーネット判事は同日、Aaveによる緊急のETH凍結解除申請を巡り、追加資料の提出を命じた。次回審理は6月5日に開く。
Aaveはこれに先立ち、Kelp DAOのハッキング被害の復旧に向け、アービトラム(ARB)が凍結した7100万ドル相当のETHを活用できるよう裁判所に求めていた。Kelp DAOの被害額は約2億9300万ドルで、今年の分散型金融(DeFi)業界で最大のハッキング事件とされる。
争点は、当該資金の権利関係にある。米法律事務所のガースタイン・ハロウ(Gerstein Harrow LLP)は5月上旬、依頼人がこの資金に対する請求権を持つとして、ETHの引き出しを禁じる仮処分を申し立てた。これに対しAaveは、凍結が長引けば利用者への被害対応に支障が出るほか、DeFi市場の不安定化も招きかねないとして、裁判所に緊急の凍結解除を申請した。
ガーネット判事は、Aave側の主張は不十分だと判断した。5月上旬に提出された書面では、ETHの凍結が維持された場合に、利用者資金でどのような「複利損失」が生じうるかを十分に説明していないと指摘した。
一方で、短期的な被害の可能性には理解を示した。ガーネット判事は「Aaveプロトコル利用者に短期的な被害が発生するリスクは認識している」と述べたうえで、争点が複雑で、5月6日の口頭弁論と資料提出の日程が逼迫していたことを踏まえ、追加の書面提出を命じた。
裁判所命令に基づき、Aaveとガースタイン・ハロウは5月22日までに追加の書面を提出しなければならない。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul





