期間別予測トレンドレポート



ビットコインの個人投資家需要が、先月の底値から持ち直していることがオンチェーン分析で明らかになった。ただ、本格的な個人投資家の過熱局面とみるにはまだ早い。
オンチェーン分析家のアクセル・アドラー・ジュニア氏は5月12日配信のニュースレターで、「ビットコインの個人投資家需要指標は、4月上旬のマイナス8.2%から5月12日時点でプラス4.38%まで反発した」と分析した。
この指標は、0〜1万ドル規模のビットコイン取引量の30日移動平均(30DMA)の変化率をもとに算出する。個人投資家資金の流入ペースの加速や減速を示す指標として使われる。
同氏の分析によると、この指標は4月5日にマイナス8.2%まで低下し、弱い動きを示した。その後は回復基調をたどり、4月27日に初めてプラス圏(プラス0.24%)に浮上した。5月6日にはプラス6.31%まで上昇し、足元ではプラス4.38%前後を維持している。
市場では、個人資金の流入ペースが再び改善し始めた点に注目が集まっている。
ただ、実際の取引規模の回復はなお限定的だ。0〜1万ドル規模のビットコインのネットワーク送金量を30DMAベースでみると、4月中旬に約3億3600万ドルまで落ち込んだ後、現在は約3億5100万ドルまで回復した。
それでも、2026年2〜3月に記録した3億6500万〜3億7500万ドルの水準にはまだ届いていない。
アクセル・アドラー・ジュニア氏は、足元の動きについて「個人投資家需要が萎縮局面を脱し、再び拡大段階に入ったことを意味する」と説明した。一方で、「まだ大規模な個人投資家の過熱や市場の熱狂局面とみるのは難しい」と指摘した。
さらに「回復の初期局面では、通常はまず需要モメンタムが改善し、その後に実際の取引規模が増えるパターンがみられる」と述べたうえで、「指標が再びマイナス圏に転じなければ、現在の回復基調は維持される可能性がある」と付け加えた。

Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.





