シティ、サムスン電子とSKハイニックスの目標株価引き上げ 「メモリー価格の強含み続く」

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Minseung Kang

期間別予測トレンドレポート

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写真:Samuel Boivin/Shutterstock
写真:Samuel Boivin/Shutterstock

シティグループは、メモリー半導体市況の改善見通しを踏まえ、サムスン電子とSKハイニックスの目標株価を大幅に引き上げた。人工知能(AI)需要の拡大に加え、高帯域幅メモリー(HBM)の価格上昇が続くとの見通しを背景に示した。

5月12日付の国民日報によると、シティは最近のリポートで、サムスン電子の目標株価を従来の30万ウォン(約3万3000円)から45万ウォン(約4万9000円)に、SKハイニックスは170万ウォン(約18万6000円)から310万ウォン(約34万円)にそれぞれ引き上げた。投資判断はいずれも「買い」を維持した。

シティは、世界のメモリー価格の上昇基調が2026年後半も続く可能性が高いと分析した。

AIチャットボット「クロード」を運営するアンソロピック(Anthropic)によるトークン利用上限の拡大、次世代メモリーモジュール「SOCAMM2」の採用拡大、HBM価格の強含みが、市況改善を後押しするとみている。

市場では、AIインフラ投資の拡大がサーバー向けとモバイル向けのメモリー需要を同時に押し上げていると分析している。

シティは、2026年10〜12月期のHBM平均販売価格(ASP)が前四半期比で約30%上昇すると予想した。2026年後半のDRAMとNAND型フラッシュメモリーのASPは、前年同期比でそれぞれ200%、186%上昇する見通しだ。従来予想の190%、172%から引き上げた。

ソリッドステートドライブ(SSD)の成長率見通しも、従来の242%から267%へ上方修正した。

SKハイニックスについては、HBM価格上昇の効果が汎用メモリー価格にも波及し、業績が一段と改善する余地があると評価した。

シティは「主力サーバー向け64GB DDR5 RDIMMの価格上昇が続くなか、SOCAMM2の適用も4〜6月期から本格化している」と説明した。そのうえで、モバイルDRAM価格にも好影響を与える可能性があると指摘した。

RDIMMは、サーバーやワークステーション向けのDRAMモジュール。メモリーコントローラーとDRAMチップの間で信号を中継するレジスターやバッファーチップを搭載する。

Minseung Kang

Minseung Kang

minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.
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