ハワード・マークス氏「AI競争は過熱、最終的な勝者の予測は困難」

出典
Korea Economic Daily

概要

  • ハワード・マークス氏は、AI企業への投資は宝くじのようなもので、最終的な勝者の予測が難しいとして、無理な追随投資に警戒が必要だと語った。
  • 同氏は、AI企業の利益が確認されるまでは足元の熱狂が非合理的な過熱かどうか判断できないとし、今年後半のオープンAI・アンソロピックのIPOが投資家心理を見極める指標になると指摘した。
  • マークス氏は、ハイパースケーラーの軍拡競争が続くなかでも、AIで生産性と効率を高める企業を選別することが重要で、当面は様子見する姿勢が敗者となる可能性を下げると助言した。

期間別予測トレンドレポート

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コリア・インベストメント・ウィーク

コリア・インベストメント・ウィーク(KIW)2026の3日目となる5月14日、ソウル・奨忠洞の新羅ホテルで、オークツリー・キャピタルのハワード・マークス会長とサムスン証券リサーチセンター長のユン・ソクモ氏が「AI時代:市場サイクル、リスク、そして韓国的視点」をテーマに対談している。写真:ムン・ギョンドク韓国経済新聞記者
コリア・インベストメント・ウィーク(KIW)2026の3日目となる5月14日、ソウル・奨忠洞の新羅ホテルで、オークツリー・キャピタルのハワード・マークス会長とサムスン証券リサーチセンター長のユン・ソクモ氏が「AI時代:市場サイクル、リスク、そして韓国的視点」をテーマに対談している。写真:ムン・ギョンドク韓国経済新聞記者

「人工知能(AI)企業への投資は宝くじのようなものだ。毎日何千人もの人が宝くじを買うが、大半は損をし、ごく一部だけが一攫千金を手にする」

オークツリー・キャピタル(Oaktree Capital)のハワード・マークス会長は5月14日、ソウル・奨忠洞の新羅ホテルで開かれた「コリア・インベストメント・ウィーク(KIW)2026」でこう語った。AI産業は成長余地が大きい一方、誰が最終的な勝者になるかは予測しにくいとして、無理な追随投資に警鐘を鳴らした。

マークス会長は、AI企業がどれだけ利益を生み出すかが見極められるまでは、足元の熱狂が「非合理的な過熱」かどうか判断できないと指摘した。5月14日時点で、今年後半に見込まれるオープンAIやアンソロピックの大型新規株式公開(IPO)が、投資家心理を見極める重要な指標になるとの考えも示した。

技術革新がそのまま投資家の収益に直結するわけではない点も強調した。アマゾンやマイクロソフトのようなハイパースケーラーが、AIの主導権確保に向けて事実上の軍拡競争を繰り広げていると分析した。仮に勝者総取りの構図が生まれても、各社が競って価格を引き下げれば、誰も大きな利益を上げられない可能性があるという。

その一方で、AIを通じて生産性や効率を高め、製品やサービスの質を改善する企業を見極められれば、良好な成果を上げられると付け加えた。当面は様子見も慎重で安全なアプローチだとして、「大きな利益の機会は逃すかもしれないが、敗者になる確率は下がる」と助言した。

この日のイベントでは、三養食品のキム・ジョンス副会長も登壇し、「ブルダック炒め麺」の世界的な成功要因を紹介した。キム副会長は、三養食品が「麺ビディア(ラーメン業界のエヌビディア)」という異名を得たのは、未来を深く考え、他社が進まない道を先に選んだからだと説明した。「強烈な最初の体験が繰り返し可能な習慣につながるとき、ブランドは一つの文化になる」と語った。

チョン・イェジン/ヤン・ジユン/コ・ウニ記者 ace@hankyung.com

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