国際原油、米・イラン停戦不透明で下落 北海ブレント106.95ドル

出典
Suehyeon Lee

概要

  • 国際原油価格は、米国とイランの停戦を巡る不透明感のなか、北海ブレントWTI先物価格がそろって下落した。
  • 中東リスクとホルムズ海峡の統制強化を背景に、原油価格は1バレル100ドル前後で支えられている。
  • 原油高を受けて米国の消費者物価指数(CPI)が上昇し、米連邦準備制度理事会(Fed)が高金利を維持する可能性が高まった。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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国際原油価格は下落した。米国とイランの停戦を巡る先行き不透明感が意識された。

5月12日、ロイター通信によると、北海ブレント先物は1バレル106.95ドルと前日比0.76%下落した。米国産標準油種のWTI先物も0.65%安の101.52ドルだった。

原油相場は直近3営業日で上昇が続いた後、利益確定売りと様子見姿勢が広がり、いったん息継ぎの局面に入った。

もっとも、市場では中東リスクが引き続き相場を支えている。米国とイスラエルが2月末にイラン攻撃に踏み切って以降、イランは事実上ホルムズ海峡の統制を強めており、原油価格は長期間にわたって1バレル100ドル前後で推移している。

前日は原油価格が3%超上昇した。米国とイランの停戦期待が後退し、ホルムズ海峡の正常化の可能性が低下したためだ。ホルムズ海峡は世界の原油と液化天然ガス(LNG)供給量の約20%が通過する重要な海上輸送路である。

原油高の影響は米国経済の重荷にもなっている。米国の4月の消費者物価指数(CPI)は2023年以降で最も大きく上昇した。市場では、米連邦準備制度理事会(Fed)が当面、高金利を維持するとの見方が強まっている。

一方、中国はイラン産原油の最大の輸入国だ。このため市場では、今週の米中首脳会談が今後の原油市場の流れに影響を与える可能性があるとみている。

ただ、ドナルド・トランプ米大統領は5月12日、「イラン戦争の解決に中国の助けは必要ない」と述べた。中国を通じた迂回交渉ではなく、米国主導の圧力路線を改めて確認した形だ。

トランプ大統領は5月14〜15日に中国・北京で習近平国家主席と首脳会談を開く予定だ。

Suehyeon Lee

Suehyeon Lee

shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.
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