概要
- トランプ大統領は、イラン戦争終結を巡り、中国の助けは必要ないと述べた。
- 市場では、米国が迂回交渉ではなく米国主導の圧力路線を維持する考えを改めて示したと受け止められている。
- ホルムズ海峡の緊張長期化を受けて国際原油価格は上昇しており、ブレント原油先物とWTI先物はそれぞれ1バレル107ドル、101ドル前後で推移している。
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ドナルド・トランプ米大統領は、イランとの戦争終結を巡り、中国の助けは必要ないとの考えを示した。
ロイター通信によると、トランプ大統領は5月12日(現地時間)、北京での米中首脳会談を前に記者団に対し、「イラン問題の解決に中国の助けが必要だとは思わない」と語った。そのうえで「平和的であれ、そうでなかれ、最終的には米国が解決することになる」と強調した。
この発言は米中首脳会談を前に出た。市場では、中国を通じた迂回交渉ではなく、米国主導の圧力路線を維持する考えを改めて示したと受け止められている。
米国とイランは1カ月超にわたって停戦状態を保っている。ただ、核開発計画やホルムズ海峡の支配を巡る立場の違いから、交渉は行き詰まっている。
イランは戦争被害の補償、制裁解除、海上封鎖の終了を求めている。一方、米国は核開発計画の中止とホルムズ海峡の支配緩和を要求したという。
こうしたなか、イランはホルムズ海峡への影響力を一段と強める動きを見せている。ロイター通信によると、イランはイラク、パキスタンと原油や液化天然ガス(LNG)の輸送を巡る合意を結んだ。
ホルムズ海峡は、世界の原油供給量の約20%が通過する要衝だ。緊張の長期化を受け、国際原油価格の上昇も続いている。北海ブレント先物はこの日、1バレル107ドルを上回った。米国産標準油種(WTI)先物も101ドル前後で推移している。

Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.





