概要
- クレムリンは、プーチン大統領の「ウクライナ戦争は終結に向かっている」との発言を改めて確認した。
- ペスコフ報道官は、米国とウクライナを含む3者協議がある程度進んできたとし、和平プロセスの終結が近づいていると説明した。
- ゼレンスキー大統領は、ロシアにこの戦争を終わらせる意思はなく、新たな攻撃に備えていると述べた。
期間別予測トレンドレポート



ロシア大統領府のクレムリンは、ウラジーミル・プーチン大統領の「ウクライナ戦争は終結に向かっている」との発言を改めて確認した。一方で、具体的な内容を明らかにするのは時期尚早だとの立場を示した。
AFP通信によると、プーチン大統領は5月9日、第2次世界大戦の戦勝記念行事後の演説で「戦争は終わりに向かっている」と発言した。ただ、詳しい説明は避けたまま、西側諸国によるウクライナ支援への批判を続けたため、この発言の受け止めを巡って論争が広がっていた。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は5月12日、記者団に対し、大統領の発言について「ロシアは接触に開かれており、米国とウクライナを含む3者協議がある程度進んできたという意味だ」と説明した。あわせて、和平プロセスを巡って積み上がった土台があるため、終結が近づいていると言えると付け加えた。
その一方で、現時点で具体的な事項を語ることはできないとも述べた。ペスコフ報道官は米国の仲介努力を歓迎するとしたうえで、プーチン大統領は和平プロセスの整理がつき次第、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談する用意があると明らかにした。
さらに、紛争を完全に終わらせるには、なお多くの準備作業が必要だと指摘した。ウクライナとゼレンスキー大統領が必要な決定を下せば、紛争は終結し得るとの見方も示した。
これに対し、ゼレンスキー大統領は5月11日、プーチン大統領の発言に関し「ロシアはこの戦争を終わらせるつもりがない。残念ながら、私たちは新たな攻撃に備えている」と述べ、明確に否定した。
ウクライナ戦争は5年目に入っている。これまでに数十万人の死者を出し、欧州では第2次世界大戦後で最も深刻な被害を伴う戦争となった。
パク・スビン 韓経ドットコム記者 waterbean@hankyung.com

Korea Economic Daily
hankyung@bloomingbit.ioThe Korea Economic Daily Global is a digital media where latest news on Korean companies, industries, and financial markets.





