ビットコインの内在変動性、直近3年で最低圏 価格変動拡大の可能性
概要
- ビットコイン(BTC)は8万2000ドル付近で、現物ETFへの資金流入を追い風に底堅い推移を続けているとした。
- ビットコインの内在変動性は直近3年レンジの下限水準まで低下しており、今後の価格変動拡大の可能性が高まっていると伝えた。
- 米国のビットコイン現物ETFでは今週、10億7400万ドルの純流入が続く一方、長期保有者の実現利益の増加が価格上昇を抑える要因になっているとした。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が8万2000ドル前後(約1290万円)で下値の堅さを示すなか、米国の現物上場投資信託(ETF)への資金流入が相場を下支えしているとの分析が出ている。
暗号資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)は10月23日、X(旧ツイッター)で、ビットコインがETF投資家の平均取得単価である約8万2000ドル付近で底堅く推移していると明らかにした。
ビットワイズは、短期保有者(STH)の平均取得単価を約7万4800ドル(約1170万円)、市場全体の投資家の損益分岐点を示すトゥルー・マーケット・ミーン(True Market Mean)を約7万7600ドル(約1220万円)と示した。この価格帯が短期的に強気と弱気を分ける重要な水準として機能しうると説明した。
ビットコインの30日間と60日間の取引レンジは、それぞれ1.8%、3.0%まで縮小した。オプション市場のアット・ザ・マネーの内在変動性も直近3年レンジの下限近くまで低下しており、今後は変動性が拡大する可能性が大きいとしている。
米国のビットコイン現物ETFには今週に入り、足元までで10億7400万ドル(約1686億円)が純流入した。現物市場の累積出来高差(CVD)も改善し、買い需要を支えている。
一方で、長期保有者の実現利益が増え、ネットポジション変化がマイナスを記録していることから、一部の保有分が市場に放出されている点は上値を抑える要因とされた。
イーサリアム(ETH)は約2400ドル(約37万7000円)で取引されている。ビットワイズは、足元の価格が9日指数平滑移動平均線(EMA)を上回ったものの、21日EMAはなお下回っており、上昇の勢いはまだ強くないと評価した。2200〜2300ドル(約34万5000〜36万1000円)には実現価格と短期保有者の平均取得単価が重なっており、強い支持帯を形成していると指摘した。
半面、米国のイーサリアム現物ETFでは今週、現時点までに1億1450万ドル(約180億円)が純流出した。ただ、オプション市場ではコールオプションの買い比率が高く、トレーダーの方向感はなお強気に傾いていることが示された。
一方、ソラナ(SOL)は10月21日、アルペングロー(Alpenglow)アップグレードを適用した。ビットワイズは、このアップグレードによりブロックの最終確定時間が従来の約8秒から150ミリ秒(ms)水準まで短縮され、ネットワークの安定性と取引確定速度が大幅に改善したと評価した。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.