ゼタチェーン、自前L1をたたみソラナ移行を推進
概要
- ゼタチェーンは、自前のレイヤー1運営を終了し、ソラナのエコシステムへ移行する案を進めていると明らかにした。
- ガバナンス提案が可決されれば、ZETAはソラナ基盤のSPLトークンに1対1で転換し、名称・ティッカー・総発行量に加え、追加発行なしの条件も維持する。
- 利用者がZETAを預けてプライベートAIサービスアヌマを使う仕組みに再編し、実際のサービス利用にあわせてZETAトークン需要が拡大するよう設計した。
期間別予測トレンドレポート


ZETA、ソラナ基盤トークンに転換
プライベートAI「アヌマ」のエコシステムも移行
9月20日まで投票、否決なら現行体制を維持

レイヤー1ブロックチェーンのゼタチェーンは、自前ネットワークの運営を終え、ソラナのエコシステムへ移る案を進めている。独自の暗号資産ZETAに加え、30万人超の利用者を抱えるプライベート人工知能(AI)サービス「アヌマ」もあわせて移す構想だ。
ゼタチェーンによると、同社は9月18日、ZETAをソラナ基盤のネイティブSPLトークンに切り替える内容のガバナンス提案を上程した。投票は9月17日に始まり、72時間にわたって実施する。最終判断はZETA保有者の投票を経て下す。
提案が可決されれば、既存のZETAはソラナ基盤トークンに1対1で転換する。トークン名とティッカー、総発行量は維持し、追加発行もしない。既存分の流通制限スケジュールも変更しない。イーサリアムとBNBチェーンで流通しているZETAも、今回の提案の直接の影響は受けない。
ゼタチェーンは、単にトークンをつなぐブリッジ方式ではなく、ネットワークそのものを移す計画だ。利用者の資産移転が完了すれば、既存のゼタチェーンのレイヤー1は段階的に運営を終える。ソラナのバリデーターがネットワーク検証を担い、ネイティブSPLトークンがZETAの中核となる発行資産になる構図だ。
ゼタチェーンは、処理速度の速さと低コストをソラナ移行の理由に挙げた。AIエージェントがリアルタイムでデータを呼び出し、サービス利用料を決済するには、速く安い取引処理が欠かせないためだ。ゼタチェーンによると、ソラナの取引確定時間は約0.4秒、取引手数料の中央値は約0.001ドル(約0.16円)という。
ZETAの役割も、AIエコシステムを軸に再編する。利用者はZETAを預け入れてクレジットを受け取り、アヌマのAIサービスを使う仕組みだ。今後は同じ仕組みを、ほかのソラナ基盤のAIアプリケーションやエージェントにも開放し、ZETAを共通利用券として活用する方針だ。
ゼタチェーンは「アプリケーションが増えれば、利用者とAIの活動が増え、ZETAの用途も広がる」と説明した。そのうえで「トークン需要は実際のサービス利用とともに伸びるよう設計する」としている。
Doohyun Hwang
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