6月の暗号資産ハッキング被害7590万ドル 最大はヒューマニティ
JOON HYOUNG LEE
概要
- 6月の暗号資産業界では約40件のハッキングが発生し、被害額は7590万ドルとなった。5月に比べて7.1%減少した。
- ヒューマニティ(H)が3600万ドルで最大の被害を受け、創業者の秘密鍵流出が原因と推定された。
- ペックシールドは、攻撃者がビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、ハイパーリキッド(HYPE)、BNBチェーンなどを使って資金を洗浄したと分析した。年初からのハッキング累計被害額は7億5000万ドルを超えた。
期間別予測トレンドレポート



6月の暗号資産業界のハッキング被害は前月から小幅に減った。
米暗号資産メディアのザ・ブロックが7月1日に伝えたところによると、ブロックチェーンセキュリティー企業のペックシールド(PeckShield)は、6月に暗号資産業界で約40件のハッキングが発生したと明らかにした。被害額は約7590万ドルで、5月の8170万ドルに比べて7.1%減少した。
最も大きな被害を受けたのはヒューマニティ(Humanity、H)だった。ヒューマニティの独自調査によると、被害額は3600万ドルに達した。創業者のテレンス・クォック氏の秘密鍵流出が原因とみられる。
ペックシールドは、ヒューマニティへの攻撃者がビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、ハイパーリキッド(HYPE)、BNBチェーンなどを使って奪取した資金を洗浄したと分析した。一部資金については、別件のケルプDAOのハッカー資金と混合された形跡も確認されたという。同じハッカーが2件の事件のいずれにも関与した可能性が取り沙汰される背景となっている。
一方、TRMラブズ(TRM Labs)によると、年初から直近までの暗号資産ハッキングの累計被害額は7億5000万ドルを超えた。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul