ソルスティス、ApexE3・Tensorixと提携 ソブリンAI金融に参入
概要
- ソルスティスはApexE3、Tensorixと提携し、ソブリンAIインフラ金融事業を本格化すると明らかにした。
- ソルスティスはオンチェーン金融インフラを活用してGPU設備の構築を支援し、収益型デジタル資産aiUSXを投入してAIインフラ融資市場の収益にアクセスできるようにすると説明した。
- ソルスティスは今後、ApexE3とTensorixのエコシステムで独自トークンUSXとSLXの活用を検討し、AI時代の財務管理手法になるとの考えを示した.
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ソラナ(SOL)基盤のオンチェーン与信・財務管理プラットフォームのソルスティス(Solstice)が、ソブリン人工知能(AI)インフラ向け金融市場に参入する。
ソルスティスはApexE3、Tensorixと提携し、ソブリンAIインフラ金融事業を本格化すると6月8日に明らかにした。ApexE3は英国、Tensorixはアイルランドを拠点とするソブリンAIインフラ企業だ。
提携の柱は、AIインフラに必要な資本の供給にある。ソブリンAIプラットフォームは機密データを外部に残さず運用する必要がある。このため、大規模な画像処理半導体(GPU)設備を自前で整備しなければならない。ソルスティスはオンチェーン金融インフラを活用し、GPU設備の構築を支援する方針だ。
こうした提携を踏まえ、ソルスティスは収益型デジタル資産「aiUSX」を投入する。aiUSXはAI企業の資金効率を高める仕組みとして設計した。企業が現金や資産をaiUSXに配分すれば、AIインフラ融資から生じる収益にアクセスできる。
ソルスティスは、この仕組みによって遊休資産とAIインフラ費用を切り分けて管理してきた従来の手法を見直せるとみる。同社関係者は「aiUSXは必要に応じて償還できる流動資産として設計した」と説明した。aiUSXの運用で生じた収益は、AI推論コストの相殺に充てられるという。
ソルスティスは、aiUSXがAI企業にとって新たな財務管理手法になり得ると位置づける。ソルスティスラボのバン・ナダレスキー最高経営責任者(CEO)は「AI企業の推論コストは増加し続けており、資金調達の負担も膨らんでいる」と指摘した。続けて「aiUSXは、企業がAI向けに確保した資金でAIインフラ融資市場にアクセスできるようにする」と述べた。さらに「これはこれまで大手機関にしか開かれていなかった市場だ」としたうえで、「AI時代の財務管理手法になる」と強調した。
ソルスティスは今後、ApexE3とTensorixのエコシステムで独自トークンのUSXとSLXを活用する案も検討する。AIエージェントがオンチェーン環境で推論など各種サービスの費用を直接決済する際に、ソルスティスのトークンを使えるよう支援する構想だ。
ApexE3とTensorixのティム・グラント会長は「ソブリンAIは資本集約型事業で、技術と財務構造の双方を理解するパートナーが必要だ」と述べた。そのうえで「ソルスティスは、機関がAI予算を生産的な資産として保有できるようにするサービスを提供しており、最適なパートナーだ」と語った。

JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul
