期間別予測トレンドレポート



ドナルド・トランプ米大統領は5月15日、中国の権力中枢とされる北京の中南海で習近平国家主席と茶会と昼食会談に臨んだ後、帰国する。
中国が外国首脳に限定的に公開する場所でトランプ大統領を迎えるのは、米中関係を安定させる意思を象徴的に示す演出といえる。
外交筋によると、トランプ大統領は同日午前、習主席の公邸と執務室がある中南海で習主席と茶を飲んだ後、昼食会談に入る予定だ。
中南海は紫禁城の西側にある旧皇室庭園で、現在は中国国家主席の執務室と公邸、中国共産党中央委員会など中核の権力機関が集まる。外国首脳を招くこと自体、中国側の特別な厚遇と受け止められている。
中南海は米中関係の歴史でも象徴的な場所だ。1972年に当時のリチャード・ニクソン米大統領が毛沢東と会い、米中デタントの端緒を開いた場として知られる。
中国が今回の訪中最終日に中南海を組み込んだのは、両国関係が対立局面に広がるのを防ぎ、安定的に管理するとのメッセージを打ち出す狙いがあるためだ。
トランプ大統領は5月15日午後、北京首都国際空港から大統領専用機エアフォースワンで米国へ戻る予定だ。これで5月13日夜に始まった2泊3日の中国訪問日程は終わる。
これに先立ち、トランプ大統領は前日の5月14日、習主席と約135分にわたって首脳会談を開き、関税と貿易摩擦、イラン核問題、台湾問題、朝鮮半島情勢などを協議した。
両国の発表を総合すると、米中は関係安定の必要性で一致し、経済・貿易協力の拡大や中東情勢の管理でも認識を共有した。イランの核兵器保有やホルムズ海峡の軍事化、通行料の賦課にも反対する立場を確認した。
会談では協力のメッセージが前面に出た。トランプ大統領は米中を「世界で最も重要で、最も強力な国々」と位置づけ、協力の必要性を強調した。習主席は両国が敵ではなくパートナーになるべきだと述べた。両首脳は公園を散策し、国賓晩餐会にも臨むなど友好的な場面を演出した。
ただ、今回の会談では相互関税の引き下げや台湾問題を巡る具体的合意、イラン問題の解決策、共同声明の発表といった目に見える成果はなかった。米中が関係悪化を防ぎ、対話の経路を維持した点で一定の意味はあったが、核心的な争点では従来の立場を再確認するにとどまったとの指摘もある。
オ・セソン 韓経ドットコム記者 sesung@hankyung.com

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