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次期米下院議長有力のジェフリーズ氏「トランプ関税を撤廃、イラン戦争阻止へ」

出典
Korea Economic Daily

期間別予測トレンドレポート

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上下両院を制した民主党、新指導部づくりに着手

「家計が耐えられる米国」を前面に

オバマケア復元など政策転換を予告

トランプ氏弾劾には「責任追及に集中」

写真:Shutterstock
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11月3日に投開票された米中間選挙で上下両院を制した民主党が、次期指導部の構成に乗り出した。上院ではチャック・シューマー議員(ニューヨーク州)が民主党院内総務に就く可能性が高い。下院では民主党院内総務のハキーム・ジェフリーズ氏(同)が、マイク・ジョンソン下院議長の後任になる公算が大きい。

ジェフリーズ氏は11月4日(現地時間)、ワシントンの民主党本部で記者会見し、2027年1月3日に発足する新議会の下院議長選に立候補すると表明した。これに先立ち、同僚議員に送った出馬書簡では、生活費負担の危機への対応、ドナルド・トランプ政権の責任追及、米国の価値の回復という3つの課題に注力する考えを示した。ナンシー・ペロシ元下院議長の後継者とされるジェフリーズ氏の就任は、民主党内では既定路線として受け止められている。

物価問題を最優先課題に

ジェフリーズ氏は11月4日の会見で、「アフォーダブル(家計が耐えられる)・アメリカ」というスローガンを掲げた。物価高で有権者の支持離れを招いた共和党の轍を踏まない考えを打ち出した。

具体策として真っ先に挙げたのが「トランプ関税」の撤廃だ。ジェフリーズ氏は「米国民の物価負担を重くする愚かな関税だ」と批判し、「この関税のため、米国の一般家庭は毎年数千ドルの追加負担を強いられてきた」と語った。

イランとの戦争を阻止する考えも示した。ジェフリーズ氏は「イラン戦争を防ぐための法案も通過させる」と述べ、「全米でガソリン価格を押し上げ、無謀でコストのかかる選択的な戦争だった」と指摘した。ただ、新法を上院で可決するには3分の2以上の賛成が必要で、実際に立法が実現するかは見通せない。

メディケイド(低所得者向け公的医療保険)の予算削減を巻き戻す法案の可決や、オバマケア(医療保険制度改革法=ACA)の補助金(税額控除)の復元も進める方針を示した。もっとも、負債残高が40兆ドル(約6330兆円)を超えた米連邦財政の負担を一段と重くする可能性がある。

トランプ大統領やピート・ヘグセス国防長官に対する弾劾の試みについては、ひとまず一線を画した。ヘグセス長官の弾劾に関する質問に対し、ジェフリーズ氏は「下院民主党議員の誰一人として、私に弾劾の話をしたことはない」と答え、「物価問題の解決と責任追及に集中する」と付け加えた。

初の黒人、初の女性、初のラテン系

民主党の下院奪還は早い段階で予想されていたため、主要ポストの人事はすでに大詰めに入っている。現在、下院民主党院内幹事を務めるキャサリン・クラーク氏(マサチューセッツ州)は、ジェフリーズ氏が就いていた院内総務ポストを引き継ぐ予定だ。ジェフリーズ氏はクラーク氏について「米国の250年の歴史で、この地位に就く初の女性になる」と紹介した。クラーク氏の後任となる院内幹事には、ピート・アギラー氏(カリフォルニア州)が就く見込みだ。下院の新たな3トップは、初の黒人下院議長、初の女性多数党院内総務、初のラテン系多数党院内幹事という記録を打ち立てることになる。

クラーク氏は「民主党の核心的な目標は経済的負担の軽減だ」と述べたうえで、「億万長者を優遇するのではなく、医療サービスを拡充し、住居費や公共料金を含む国民の負担を減らすことが私たちの課題だ」と強調した。

米議会では多数党が各常任委員会の委員長を務めるため、それに伴う政策転換にも注目が集まる。上院ではエリザベス・ウォーレン議員(カリフォルニア州)が銀行委員会委員長に就く可能性が取り沙汰されている。大手金融会社への監督を強化し、暗号資産などに対して一段と厳しい規制を試みる可能性が高い。

下院ではロバート・ガルシア議員(カリフォルニア州)が監督委員会の委員長に就き、トランプ政権の各種腐敗問題を正面から追及する公算が大きい。ガルシア議員は11月4日、トランプ大統領らに向けて「弁護士を選任せよ」と求める声明を出した。

ワシントン=イ・サンウン特派員 selee@hankyung.com

#関税
#米国選挙
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