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トロン・テザー・TRMの犯罪対策連合が解散 ハッキング急増で共助に亀裂

出典
YM Lee

概要

  • トロン、テザー、TRMラボが設立した暗号資産犯罪対策の連合「T3 Financial Crime Unit」が解散した。
  • 連合解散後も、トロンは別の対応体制を予告した。テザーとTRMラボは「Beacon Network」を通じて協力を続ける方針だ。
  • 先週、バイナンスで63億ドル(約9980億円)規模の暗号資産流出が起きた。凍結されていない30億ドル(約4750億円)超の資産はトロンを経由し、資金洗浄リスクにさらされているとエリプティックは指摘した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:ChatGPT生成
写真:ChatGPT生成

トロン、テザー(Tether)、TRMラボ(TRM Labs)が設立した暗号資産の犯罪対策連合「T3 Financial Crime Unit」が解散した。大規模ハッキングや不正資金の流入が増えるなか、対応の遅れと加盟企業間の連携不足が運営の支障になっていた。

ブルームバーグが11月4日に報じた。T3は8月末で活動を終えた。報道によると、この1年は対応の遅さと不十分な協力体制が足かせになっていた。T3は2024年9月に発足し、2025年にはバイナンス(Binance)が加わった。当時は法執行機関と連携し、世界の違法資産2億5000万ドル(約396億円)を凍結したと発表していた。

トロンは活動終了を認めたうえで、別の対応体制を整える方針を示した。トロンDAOの報道担当者は「T3プログラムは終了したが、法執行機関と協力し、ブロックチェーン上の違法活動を防ぐ取り組みは続ける」と述べ、新たな計画を近く公表するとした。

テザーとTRMラボは、リアルタイムの情報共有網「Beacon Network」を通じて協力を続ける方針だ。テザーの報道担当者は「違法資金を遮断するため、TRMとの協力を継続する」と述べた。TRMのアリ・レッドボード氏(グローバル政策・対外協力担当)は「T3は驚くべき成果を上げた」としたうえで、「Beacon Networkがその取り組みを引き継ぐ」と説明した。バイナンスはコメントを拒んだ。

連合解散の知らせは、取引所やハードウエアウオレットを狙った攻撃が相次ぐなかで伝わった。先週、バイナンスでは63億ドル(約9980億円)規模の暗号資産が盗まれた。米連邦捜査局(FBI)は、攻撃者が北朝鮮とつながると判断した。テザーは事件直後に約15億ドル(約2380億円)分のテザー(USDT)を凍結したが、業界全体で遮断できた資金は盗難額の半分程度にとどまる。

凍結されていない30億ドル(約4750億円)超の資産は、なお資金洗浄のリスクにさらされている。ブロックチェーン分析会社エリプティック(Elliptic)は今週の声明で「これまでの資金洗浄の大半はトロンを経由した」と明らかにした。トロンはこの資金の流れに関するコメント要請に直ちには応じなかった。

チェイナリシス(Chainalysis)によると、2025年に違法アドレスへ流入した暗号資産は少なくとも1540億ドル(約24兆4000億円)で、前年より162%増えた。とりわけ制裁対象が受け取った資産は694%増え、全体の増加を主導した。

#仮想通貨犯罪
#マネーロンダリング対策
YM Lee

YM Lee

20min@bloomingbit.ioCrypto Chatterbox_ tlg@Bloomingbit_YMLEE

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