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アンソロピック、AIモデル値下げで費用負担拡大 7〜9月期は赤字転落

出典
Suehyeon Lee

概要

  • アンソロピックは、AIモデルの値下げと契約割引により、売上高の増加分のうち約6億ドルが相殺されたと明らかにした。
  • コンピューティング・インフラ費用の急増で、売上高1ドル当たりの支出は48セントから58セントに増え、7〜9月期は5億6700万ドルの営業損失に転じた。
  • アンソロピックはIPOとナスダック上場に向け、総額8954億ドルの契約上の約定を開示し、コンピューティング・インフラ投資のための資金調達力が主要課題だと示した。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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人工知能(AI)企業のアンソロピック(Anthropic)が主力AIモデル「Claude」の利用料金を引き下げ、顧客獲得を急いでいる。一方で、コンピューティングコストの急増が収益性を圧迫している。

11月3日にディクリプトが報じたところによると、アンソロピックは米証券取引委員会(SEC)に最近修正提出した開示資料で、AIモデルの値下げと契約割引によって売上高の増加分のうち約6億ドル(約947億円)が相殺されたと明らかにした。利用量の拡大で売上高は伸びたものの、価格引き下げが業績の重荷となった。

同じ期間のコンピューティング・インフラ費用は55億6000万ドル(約8780億円)から98億6000万ドル(約1兆5570億円)へと約77%増えた。売上高1ドル当たりのコンピューティング・インフラ支出も前四半期の約48セントから58セントに膨らんだ。これらの費用には顧客向けサービスだけでなく、AIモデルの研究・学習や社内運営に使う計算資源も含まれる。

アンソロピックは最近投入した「Claude Opus 5.5」のトークン価格を従来モデルより引き下げた。10月には大量処理向けの低価格モデル「Haiku 5.5」も投入した。同社によると、Opus 5.5のタスク当たり費用は従来モデルより約40%低下した。値下げと性能改善を通じて利用量を増やす戦略だ。

ただ、インフラ確保コストが急速に膨らみ、採算は悪化した。アンソロピックは通常、計算資源を実際に使う12〜18カ月前に確保しており、相当部分の費用を短期間で調整しにくい構造にある。特に7〜9月期には、長期契約より割高な短期のコンピューティング契約に約50億ドル(約7900億円)を投じた。

この結果、アンソロピックは4〜6月期に9億7400万ドル(約1540億円)の営業利益を計上した後、7〜9月期は5億6700万ドル(約895億円)の営業損失に転じた。AIサービス需要は急速に増えているが、それを支えるインフラ投資の負担が収益改善を阻んでいる。

長期的な財務負担も焦点だ。アンソロピックが新規株式公開(IPO)を前に公表した修正開示資料によると、リース契約と購入契約に関する契約上の約定総額は約8954億ドル(約141兆4000億円)に達する。大半はコンピューティング・インフラ関連費用で、今後の大規模投資に必要な資金調達力が課題として浮上している。

アンソロピックは10月、ナスダック上場に向けた有価証券届出書を提出し、銘柄コード「ANT」での上場を進めている。AIモデルの価格競争が激しくなるなか、利用量の拡大を収益性の改善につなげられるかが市場の関心を集めている。

#AIインフラ
#AI
Suehyeon Lee

Suehyeon Lee

shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.

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