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株安でも分配金収入、個人資金2兆8000億ウォン流入 カバードコールETFに照準

出典
Korea Economic Daily

概要

  • 足元ではカバードコールETFとアクティブ型カバードコールETFに個人投資家の資金が大きく流入している。
  • アクティブ型カバードコールETFは、市場環境に応じて株式ポートフォリオとコールオプションの売却戦略を調整し、上昇相場への参加と損失の緩和を狙う商品だ。
  • 証券業界は、KOSPI200指数連動のアクティブ型カバードコールETFや高配当株のアクティブ型カバードコールETFなどについて、上昇相場への参加と安定したインカムのどちらを重視するかに応じて選ぶべきだと助言した。

期間別予測トレンドレポート

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株式相場の調整長期化で…カバードコール商品にまとまった資金


足元の調整局面でカバードコールETFに個人資金が大量流入

パッシブ型の弱点を補うアクティブ・カバードコールも相次ぎ上場

「上昇局面への参加か、安定収入か」目的に応じた商品選びが重要

写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

今年上半期の韓国ETF市場は、純資産500兆ウォン(約58兆9500億円)に達し、新たな節目を迎えた。5月末に上場したサムスン電子・SKハイニックスのレバレッジETFは、韓国にとどまらず世界の株式市場でも注目を集めた。かつて補完的な投資手段とみられていたETFは、いまや中核的な投資商品として定着している。〈ETFズームイン〉は、複雑さを増すETF市場を一歩踏み込んで読み解く。【編集者注】

韓国株の調整が長引くなか、カバードコール上場投資信託(ETF)に個人投資家の資金が大きく流入している。パッシブ型カバードコールETFの限界を補うアクティブ型も相次いで登場し、注目を集めている。証券業界の専門家は、アクティブ型は商品ごとに運用戦略が異なるため、投資目的に応じて選ぶ必要があると助言する。

アクティブ型カバードコールETFにまとまった資金

10月31日時点のコスコムETFチェックによると、10月29日までの直近3カ月で個人投資家の純買い額上位10銘柄に、KODEX 200カバードコールアクティブが7728億ウォン(約911億円)、KODEX 200ターゲット・ウィークリー・カバードコールが7389億ウォン(約871億円)、TIGER 配当カバードコールアクティブが6775億ウォン(約799億円)、RISE コリア・バリューアップ・ウィークリー固定カバードコールが3422億ウォン(約403億円)、TIGER 米国NASDAQ100ターゲット・デイリー・カバードコールが2715億ウォン(約320億円)で名を連ねた。

このほか、TIGER 米国S&P500が1兆4165億ウォン(約1670億円)、KODEX 米国NASDAQ100が8760億ウォン(約1030億円)、KODEX 米国S&P500が8097億ウォン(約955億円)、TIGER 米国NASDAQ100が6027億ウォン(約711億円)、TIGER 米国配当ダウ・ジョーンズが3283億ウォン(約387億円)で上位10銘柄に入った。

NH投資証券のハ・ジェソク研究員は「7月以降、KOSPIの低迷が続き、ETF市場への資金流入ペースも鈍化した」と説明した。そのうえで、上半期には韓国株型ETFに資金が集中したが、足元では米国の主要指数に連動するETFとカバードコールETFに資金が向かっていると指摘した。

カバードコールETFは、原資産価格が下落しても、コールオプションの売却で得るプレミアムによって損失を一部抑えられる利点がある。一方で、コールオプションを売るぶん、上昇相場での値上がり益の取り込みは制限される。とりわけ株式市場の上昇局面や、下落後に急反発する局面では、この弱点が目立ちやすい。

アクティブ型カバードコールETFは、こうした限界を補うため、市場環境に応じて株式ポートフォリオとコールオプションの売却戦略を機動的に調整する。

今年はアクティブ型カバードコールETF6本が上場

今年、韓国取引所の有価証券市場に上場したアクティブ型カバードコールETFは計6本と、前年の3本から倍増した。KOSPI200指数を基盤とする商品に加え、半導体、高配当株、KOSDAQなど多様な原資産を活用した商品も登場した。

今年に入ってからは、TIGER 半導体TOP10カバードコールアクティブ(4月21日上場)、ACE 高配当株Plusカバードコールアクティブ(6月2日上場)、PLUS 200カバードコールアクティブ(6月23日上場)、KIWOOM KOSDAQ150カバードコールアクティブ(6月30日上場)、KODEX 200カバードコールアクティブ(7月14日上場)、RISE KOSDAQカバードコールアクティブ(7月28日上場)の6本が上場した。金融投資業界によると、TIGER 200カバードコールアクティブとSOL 200カバードコールアクティブの2本も上場を控える。

米国ではすでに、アクティブ型カバードコールETFがカバードコール市場の主流として定着している。10月23日時点の純資産総額は、JPモルガン・エクイティ・プレミアム・インカムETF(JEPI)が456億1300万ドル(約7兆1800億円)、JPモルガン・ナスダック・エクイティ・プレミアム・インカムETF(JEPQ)が427億6300万ドル(約6兆7300億円)、NEOS ナスダック100ハイ・インカムETF(QQQI)が150億4400万ドル(約2兆3700億円)だった。いずれも米国の主要カバードコールETFのなかで純資産規模の上位に入る。

証券業界は、アクティブ型カバードコールETFに投資する際には、上昇相場への参加と安定的なインカム収入のどちらを重視するかで商品を選ぶべきだと助言している。

ハ研究員は、主要なアクティブ型カバードコールETFは上昇局面でパッシブ型を上回る成績を上げ、指数に対して収益率が見劣りしやすい弱点を補ってきたと分析した。一方、足元の下落局面では収益率の防御効果は確認されていないとも語った。株価上昇局面ではKOSPI200指数を基盤とするアクティブ型カバードコールETFが有効となりうるほか、変動性が高まる局面では高配当株のアクティブ型を活用して安定性を補えると付け加えた。

イ・ス 韓経ドットコム記者 2su@hankyung.com

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