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S&P、メタの信用見通しを「ネガティブ」に引き下げ

出典
Doohyun Hwang

概要

  • S&Pグローバルがメタの信用格付け見通しを「安定的」からネガティブに引き下げた。
  • 巨額のAI投資で設備投資と営業フリーキャッシュフロー(FOCF)の不確実性が高まり、キャッシュフロー赤字が2028年以降も続く可能性があるとした。
  • メタのレバレッジ比率は早ければ2027年に1倍を超える可能性があり、株式売却と借り入れで資金不足を補うとの見通しのなか、メタはAI収益化能力を巡るS&Pの見方に同意しないと述べた。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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国際格付け会社S&Pグローバルは、メタの信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。巨額の人工知能(AI)投資で資金流出が膨らむ一方、投資資金をいつ回収できるかは見通せないと判断したためだ。

ロイターが10月30日に報じた。S&Pは見通し引き下げの理由として、メタの設備投資と営業フリーキャッシュフロー(FOCF)を巡る不確実性を挙げた。発行体格付けは「AA-」を維持した。

メタは前週、2026年の設備投資見通しを1350億〜1450億ドル(約21兆3000億〜22兆8000億円)と示した。7〜9月期のフリーキャッシュフローは21億2000万ドルの赤字だった。AIインフラ拡充の原資を確保するため、975億ドル(約15兆4000億円)規模の株式売却も進めている。

S&Pは、メタのAI投資の収益化余地は競合他社より限られると評価した。今後数年間で膨らむ費用を上回るほど、新たな売上高が寄与するかどうかも不透明だと指摘した。営業フリーキャッシュフローの赤字は、2026年の390億ドル(約6兆1400億円)から2027年には710億ドル(約11兆2000億円)に拡大するとの見通しを示した。

大規模投資が続けば、2028年以降もキャッシュフローは赤字にとどまる可能性があるとした。2028年の資金不足分は全額を借り入れで賄うと推計した。S&Pは「今後の設備投資の規模はなお不透明で、複数年にわたるAI投資計画も極めて野心的だ」としたうえで、「会社が想定していた通りに支出を減らすとの確信は弱まった」と説明した。

S&Pは、メタのレバレッジ比率が早ければ2027年に1倍を超える可能性があると分析した。これは現在の「AA-」格付けを判断する基準線にあたる。9月末時点の長期負債は809億2000万ドル(約12兆7000億円)だった。

これに対しメタの広報担当者は、「メタのAI収益化能力に関するS&Pの主張には同意しない」と述べた。そのうえで「今後は大きな製品・事業機会があり、これは非常に強固な信用力を支える」と強調した。

一方、S&Pは前日の10月29日、ブロードコム(Broadcom)の信用格付け見通しも「ポジティブ」から「安定的」に変更した。AI事業の急成長で、少数の大口顧客への依存度が高まったためだ。これに先立ち2026年には、借り入れ負担が膨らんだオラクル(Oracle)の信用格付けを、投機的等級の一歩手前にあたる「BBB-」へ引き下げていた。

#AI投資
#信用格付け
Doohyun Hwang

Doohyun Hwang

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