ラガルドECB総裁、来年2月7日に早期辞任
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概要
- クリスティーヌ・ラガルド 欧州中央銀行(ECB)総裁 が、来年2月7日に早期辞任すると明らかにした。
- ラガルド総裁の早期辞任により、エマニュエル・マクロン大統領が在任中に 次期ECB総裁の人選 に影響力を及ぼせるようになったと伝えた。
- ECBは、イラン戦争に伴う高インフレと国債市場の不安 のなかで、スペイン出身のパブロ・エルナンデス・デ・コス氏とクラース・クノット前オランダ中央銀行総裁を後任候補として取り沙汰していると伝えた。
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マクロン仏大統領、任期中に後任選定へ

欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁(写真)が早期に辞任する。
ラガルド総裁は10月29日、「与えられた役割は十分に果たしたという思いで、将来への備えが整ったECBを残して去る」と語った。来年2月7日に退任する予定で、正式な任期は来年10月まで残っている。2019年に就任した同総裁はこれまで、「8年の任期を最後まで務めるのか」との問いに明言を避け、途中退任の可能性をにじませてきた。
早期辞任の背景には、母国フランスの政治的混乱がある。フランスが経済難と反政府デモで内紛を抱えるなか、ラガルド総裁は来年春に実施されるフランス大統領選の選挙運動で一定の役割を担いたい意向を示してきた。ただ、自ら出馬する可能性は否定している。
反欧州統合を掲げる国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン議員の最近の支持率上昇も、辞任判断に影響したとみられる。ラガルド総裁が早期に退任すれば、欧州統合を支持するエマニュエル・マクロン大統領は在任中に次期ECB総裁の人選に影響力を及ぼせるようになる。一部の欧州連合(EU)首脳は、右派民族主義色の強いルペン議員が政権を握れば、親欧州派の次期総裁の選任が難しくなると懸念している。
ECBは、イラン戦争に伴う高インフレと国債市場の不安のなかで後任選びを進めることになる。後任候補には、スペイン出身で国際決済銀行(BIS)のパブロ・エルナンデス・デ・コス事務総長の名が挙がっている。中道実務派とされるクラース・クノット前オランダ中央銀行総裁も候補に浮上している。
キム・ミリ記者 mirimiri@hankyung.com
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