オープンAI、最大300億ドルの資金調達推進 企業価値は1兆2500億ドル
概要
- オープンAIが企業価値 1兆2500億ドル の評価で、最大 300億ドル の資金調達を進めていると報じられた。
- 今回の投資には UAE投資家 と コートゥ が参加する。オープンAIは 2030年までにコンピューティング分野へ6000億ドル支出 する目標も示した。
- アンスロピックは上場時の企業価値として 1兆5000億〜2兆ドル を目指している。5月には企業価値 9650億ドル の評価で 650億ドル を調達したという。
期間別予測トレンドレポート


UAE投資家とコートゥが投資主導
演算インフラ確保の契約も交渉

オープンAIが、企業価値1兆2500億ドルとする大型の資金調達を目前に控えている。新規株式公開(IPO)に先立ち、最大300億ドル(約4兆7400億円)を確保する計画だ。アラブ首長国連邦(UAE)の投資家が調達を主導する一方、現地で追加のコンピューティング資源を確保するための交渉も進めている。
CNBCは10月22日、取引に詳しい関係者の話として、オープンAIがこうした条件で投資誘致を進めていると報じた。企業価値1兆2500億ドルは、新規資金を反映する前の水準という。今回の投資には、UAEの投資家と米投資会社コートゥ(Coatue)が参加する。
オープンAIは10月22日、投資家に対し、来週までに投資契約書への署名を確保する目標を示した。今回の調達は、上場前に必要な資金を手当てする性格が強い。協議は、投資家が先月に新規出資を提案したことを受けて本格化した。
同社は資金確保と並行し、AIの開発・運営に必要な演算インフラも拡充する方針だ。現在はUAEで追加のコンピューティング資源の供給を受ける別個の事業契約も交渉している。2月には投資家に対し、2030年までにコンピューティング分野へ総額6000億ドル(約94兆9000億円)を投じる目標を示していた。
オープンAIは6月、米証券取引委員会(SEC)に上場に向けた証券届出書を非公開で提出した。サラ・フライヤー最高財務責任者(CFO)は8月、従業員に「来年、オープンAIは上場企業になる」と伝えた。
ただ、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)は先月、「今は上場に適した時期ではない」と述べた。上場時期を急ぐより、未上場市場で追加資金を確保することに重きを置いているようだ。
一方、競合のアンスロピックも大規模なIPOを準備している。オープンAIと同様に6月に証券届出書を非公開で提出し、足元では潜在投資家と面談して業績や事業見通しを説明している。
アンスロピックが上場で目指す企業価値は1兆5000億〜2兆ドルとされる。5月には企業価値9650億ドルの評価で650億ドル(約10兆3000億円)を調達した。AI開発とインフラ拡張に巨額の費用がかかるなか、両社の資金獲得競争はIPO市場にも広がっている。
Doohyun Hwang
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