ハッシュド、AI起業支援「ナイトロ」第2期始動 常時募集に移行し海外進出も支援
概要
- ハッシュドはAIベースの起業支援プログラム「ナイトロ」第2期を始動し、常時募集体制に切り替えて有望チームを随時選抜すると明らかにした。
- ハッシュドは選抜チームに対し、投資可否の迅速な判断と、同社のグローバル投資家・企業ネットワークを活用した海外進出支援を進める方針を示した。
- 第1期参加チームでは、GGUIがハッシュド本ファンドからの出資獲得と売上成長を実現し、Elynはエグジット達成の成果を上げたという。
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グローバルでブロックチェーンと人工知能(AI)を専門とするベンチャーキャピタルのハッシュド(Hashed)は、AI起業支援プログラム「ナイトロ・バイ・ハッシュド(Nitro by Hashed)」の第2期を始動した。従来のバッチ型選抜方式から常時募集体制に切り替える。
ハッシュドは10月22日、ソウル市江南区のハッシュド・ラウンジで「ナイトロ・トラックデー(Nitro Track Day)」を開き、ナイトロ第2期の始動と今後の運営方針を発表した。会場にはAIベースの製品を開発する起業家や開発者、業界関係者らが集まり、AI技術の活用事例や製品開発の過程で得た経験と知見を共有した。
キム・ソジュン代表は基調講演で「過去は人が中心となって働く組織だったが、これからは人とAIエージェントが1つのチームとなり、新たなやり方で働く必要がある」と述べた。そのうえで「AIエージェントを単に導入するだけでなく、核心メンバーとして活用し、既存のスタートアップとは異なる組織構造をつくるチームを探している」と強調した。
ハッシュドは第2期から、別途の募集期間を設けず創業チームを随時選抜する。有望チームを発掘すれば、投資するかどうかを迅速に判断し、同社のグローバル投資家・企業ネットワークを活用して海外進出も支援する方針だ。特に、AIエージェントを中核業務に積極活用し、自律的な協業体制と知識共有の文化を備えた創業初期チームの発掘に力を入れる。
この日のイベントでは、ナイトロ第1期参加チームの成果とAIベースの製品開発経験も紹介した。4月の「ゲームデー」で製品を披露したKYRO、GPTO、Elyn、GGUIの4チームの成長事例を共有した。GGUIはハッシュド本ファンドから投資を呼び込み、売上高も伸ばした。Elynはわずか数カ月で急成長し、エグジットまで達成したという。
続くセッションでは、参加した起業家や開発者がAIツールを活用した製品開発の経験や試行錯誤を共有した。初期製品の制作から利用者の反応に応じた機能改善、市場性の検証まで、AIが変えた開発環境を点検した。技術進歩が速い局面でも、利用者の需要を見極め、解決すべき課題を定義する力の重要性について議論した。
この日のイベントには、米オープンAI(OpenAI)も参加した。アジア太平洋(APAC)地域のエコシステム戦略・パートナーシップを統括するアンナ・ムトウ氏は、スタートアップ向けにAPIクレジットや技術助言、グローバル市場進出や広報の機会などを提供する支援プログラムを紹介した。続いて、オープンAIのコーデックス(Codex)を活用したリアルタイムの製品開発デモも実施した。
ハッシュドは今後、ナイトロを単なる起業支援プログラムにとどめず、開発者や起業家、専門家が継続的に交流し協業する常設コミュニティーへ育てる計画だ。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.