ポリゴン、コインミ買収で決済事業参入 2027年の黒字化目標
概要
- ポリゴンラボは、米国で規制を受ける暗号資産決済会社 コインミ買収 を機に、決済処理事業 に本格参入すると明らかにした。
- ポリゴンラボは、決済手数料を確保して2027年に関連事業の 黒字転換 を目指すほか、規制に基づく決済事業も来年の 黒字 を見込んでいるとした。
- コインミ買収により、暗号資産・ステーブルコイン・法定通貨の間の交換を自社で処理し、両替と送金手数料 を収益として取り込めるようになったと説明した。
期間別予測トレンドレポート



ポリゴンラボ(Polygon Labs)は、米規制下の暗号資産決済会社コインミ(Coinme)の買収を機に、決済処理事業へ本格参入する。ブロックチェーン基盤の提供にとどまらず、決済手数料を直接取り込み、2027年に関連事業の黒字化を実現する方針だ。
10月17日に暗号資産専門メディアのコインデスクが報じた。ポリゴンラボのマーク・ボイロン最高経営責任者(CEO)は、規制に基づく決済事業について「来年に黒字転換することを期待している」と明らかにした。
ポリゴンラボは10月14日、コインミの買収を完了した。コインミは米国で規制を受ける暗号資産決済会社で、今回の買収によりポリゴンは暗号資産とステーブルコイン、法定通貨の間の交換を自社で処理できるようになった。
ボイロンCEOは「率直に言って、もはや他のブロックチェーンと競争しているとは考えていない」と語った。そのうえで「当社はブロックチェーンを使って資金を移動させる決済中心の企業であり、とりわけポリゴンを活用している」と強調した。
従来は、ポリゴンが資金移動向けのブロックチェーン基盤を提供しても、法定通貨と暗号資産の交換など実際の決済工程では顧客を外部事業者に引き渡す必要があった。コインミ買収後はこの工程まで自社で担い、両替や送金で発生する手数料を収益として取り込めるようになるという。
ポリゴンは1月にも、ステーブルコイン基盤の決済と越境送金を支援する「オープン・マネー・スタック(Open Money Stack)」を公開し、決済事業の拡大に乗り出していた。
ボイロンCEOは、これまでは顧客と直接の関係がなかったため、資金の流れをどう処理するか決められなかったと説明した。いまは規制事業を自ら運営することで、顧客との関係を確保できるようになったとしている。
もっとも、世界の決済市場では既存大手との差はなお大きい。ビザの2025会計年度の決済額は12兆3000億ドル(約1943兆円)を超え、ストライプも1兆9000億ドル(約300兆円)を処理した。
伝統的な決済会社も、ステーブルコインとブロックチェーン分野に領域を広げている。ストライプはステーブルコイン決済事業を拡大しており、ビザもポリゴンを含む複数のブロックチェーンにステーブルコイン決済ネットワークを拡大している。
ポリゴンの決済プラットフォームには現在、タザペイ(Tazapay)、メッシュ(Mesh)、トク(Toku)、キラ(Kira)などが初期利用者として参加している。統合サービスはなお技術試験の段階にあり、一般顧客向けには正式投入されていない。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.