レジャー「機器改変で復旧フレーズ窃取」 東南アジア・香港で販売停止要請
JOON HYOUNG LEE
概要
- レジャーは、犯罪組織が正規品の機器に特殊部品を組み込み、復旧フレーズを盗んで利用者資産を奪う攻撃が発生したと明らかにした。
- 今回の攻撃は東南アジアの再販業者の流通過程で起きた局地的な攻撃であり、自社のチップと基本ソフト(OS)、内部システムへの侵害はなかったと主張した。
- レジャーは、東南アジアと香港の認定再販業者に製品の販売停止を要請し、流通管理指針や在庫・返品管理などの流通管理を強化したと説明した。
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ハードウエアウオレットメーカーのレジャー(Ledger)は、自社製機器に無断で部品を組み込み、利用者の資産を奪った攻撃の経緯と対応策を公表した。製品の販売・在庫管理基準も厳格にする。
レジャーは10月15日、公式ブログで今回のセキュリティー事故について、犯罪組織が数カ月にわたり正規品の機器を購入した後、内部に特製部品を挿入し、東南アジアの再販業者を通じて再流通させたと明らかにした。問題の部品は、初期設定の過程でウオレット復元に使う「復旧フレーズ」を盗み取るよう設計されていたという。
攻撃者は、復旧フレーズの収集や資産の窃取、資金洗浄のための別個のインフラも構築していた。レジャーによると、犯行グループは長期間にわたって犯罪を準備した後、同時多発的にウオレット内の資産を奪った。
一方、レジャーは自社のチップ、基本ソフト(OS)、内部システムに侵害はなかったと主張した。今回の事件は、特定の流通経路で発生した局地的な攻撃だと位置づけている。
同社は東南アジアと香港の認定再販業者、流通業者に対し、自社製品の販売停止を要請した。現地の捜査当局やセキュリティーコミュニティーと連携し、奪われた資金の追跡も進めている。
流通管理の指針も強化した。まず、返品された製品は未開封に見えても再販できないとの従来方針を改めて周知した。
即時に適用する追加措置として、店舗の棚や展示台での陳列中止、店舗バックヤードでの在庫保管と購入時の製品受け渡し、異常が疑われる製品に関する顧客通報の迅速な報告を挙げた。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul