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ホルムズ海峡で貨物船2隻が相次ぎ沈没 緊張高まりで原油高懸念

出典
Korea Economic Daily

概要

  • ホルムズ海峡でUAE船社保有の貨物船2隻が相次いで沈没し、中東情勢の緊張が高まるなか、国際原油価格 の上昇懸念が強まっていると伝えた。
  • イランの商船攻撃が増え、ホルムズ海峡一帯での商船攻撃件数も増加している。これは 原油輸送量 の拡大と イランの統制力低下 が重なって表れているという。
  • イランの攻撃拡大を受け、英国ロンドンのICE先物取引所で12月渡しの ブレント原油先物価格 は前日比0.35%高の1バレル=106.06ドル(約1万6800円)を記録した。

期間別予測トレンドレポート

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米国の護衛で原油輸送量増加

イラン、商船攻撃の範囲・対象拡大

写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

ホルムズ海峡で攻撃を受けたアラブ首長国連邦(UAE)船社保有の貨物船2隻が、最近相次いで沈没した。中東情勢の緊張が高まり、国際原油価格が再び上昇基調に転じるとの懸念が強まっている。

10月15日付のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、沈没したのはUAE船社保有の貨物船「GFSプライド」と「ケープダオ」だ。ホルムズ海峡で貨物船やタンカーがイランの攻撃を受けた例は多いが、沈没に至ったのは今回が2例目と3例目となる。戦闘が激化していた3月に1隻が沈没して以降、同様の事例はなかった。

今回の商船沈没は、イランが湾岸地域の原油輸送を妨げようとする動きを急速に強めるなかで起きた。イラン革命防衛隊は、GFSプライドの沈没場面とみられる映像を公開し、この船舶が危険な航路を通過したと主張した。ケープダオは9月23日、オマーンのカサブ北東約27.8キロメートルの海上で飛翔体2発が左舷に着弾し、約3週間後に沈没した。

米軍の海上封鎖で原油輸出ルートを断たれたイランは、最近ホルムズ海峡一帯で商船を狙った攻撃を大幅に増やしている。

海運情報会社ウィンドワードAIによると、先週ホルムズ海峡一帯で発生した商船攻撃は12件だった。イラン戦争勃発後、週間ベースで最多となった。10月に入って攻撃を受けた船舶は24隻に増え、週間ベースの最多記録も更新した。

最近攻撃を受けた船舶の大半は、オマーン近海で米国の護衛を受けながらホルムズ海峡南側の航路を通過していた。ウィンドワードAIの海運情報アナリスト、ミシェル・ウィジェ・ブロックマン氏は「沈没した商船の位置を見ると、イランの攻撃範囲と標的は広がった」と指摘した。そのうえで「イランの攻撃増加は、ホルムズ海峡を通る原油輸送量の拡大と、イランの統制力低下が重なって表れている」と分析した。

イランの攻撃拡大を受け、英国ロンドンのICE先物取引所で前日の12月渡しブレント原油先物は前日比0.35%高の1バレル=106.06ドル(約1万6800円)を付けた。この日は再び1バレル=104ドル台に下落し、調整した。

キム・ジュワン記者 kjwan@hankyung.com

#中東地政学
#原油価格
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