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アンスロピック、3Q売上高168億ドル 11月IPO控え黒字を強調

出典
Doohyun Hwang

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
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人工知能(AI)企業のアンスロピック(Anthropic)が、11月の新規株式公開(IPO)を前に、売上高の成長と収益性の改善を訴え、投資家への説明に乗り出した。AI企業の巨額投資を巡る懸念が強まるなか、調整後ベースの黒字とキャッシュフローの改善を打ち出した。

10月14日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、アンスロピックは同日、米サンフランシスコのオフィスで投資家説明会を開いた。同社が示した第3四半期の売上高は168億ドル(約2兆6600億円)で、第2四半期の115億ドルを約46%上回った。同期間は調整後ベースで黒字を確保し、キャッシュフローもプラスだった。

経営陣は、急成長と効率改善、安全性を重視する開発哲学を上場戦略の柱に据えた。対話型AI「クロード」を開発するアンスロピックにとって、最大の費用はモデルの学習と運用に必要な半導体やデータセンターだ。投資家は、売上高の増加でこうしたインフラ支出を賄えるか注視している。

上場手続きでは、技術そのものが抱えるリスクも主要な論点になっている。足元ではAIモデルのハッキングや不適切な挙動の事例が相次ぐ。技術リスクを警戒する声も強まり、企業価値の評価を複雑にしている。

アンスロピックが9月、一部投資家に共有した証券届出書(S-1)の草案でも、リスク要因が大きな比重を占めた。文書のおよそ3分の1が関連項目で占められ、AIモデルが予測しにくい、あるいは悪意ある行動を取る可能性も盛り込まれた。同社は「自社技術が人類の存立を脅かしかねない」と警告した。

事業面では、成長ペースを維持できるかが焦点となる。オープンAI(OpenAI)やメタ(Meta)との競争が激しくなるなか、アンスロピックは今後10年間でインフラと計算資源に5000億ドル超(約79兆2000億円)を投じる計画だ。金利上昇やマクロ経済環境の悪化は、こうした投資計画の重荷になり得る。

市場環境も厳しい。10月14日の米半導体株は、物価上昇に加え、AI投資の原資を確保するための過度な借り入れへの懸念から大幅に下落した。

#IPO
#半導体
Doohyun Hwang

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