半導体素材・部材・装置や電力インフラ、ロボット株に注目 「コスダック1000」期待続く
概要
- 10〜12月期のコスダックでも、半導体の素材・部材・装置、ロボット、データセンター向け電力関連企業など、業績と受注が裏付けとなる銘柄を見極める必要があるとした。
- キウム証券は10月の中小型株の推奨銘柄としてロボティズ、LSマテリアルズ、ドリームテック、テウンなどを挙げ、関連企業のバリュエーション上昇の可能性に注目すべきだと説明した。
- 直近1カ月では、半導体の素材・部材・装置株の比率が高いコスダック・アクティブETFが20%台後半の収益率を記録した一方、コスダック1000の短期回復は容易ではないと伝えた。
期間別予測トレンドレポート


10〜12月期のコスダック有望株
メモリー装置メーカーに続き
ロボティズやLSマテリアルズ
バリュエーション上昇余地のある企業に注目

コスダック指数は約3カ月ぶりに900台を回復したが、上昇基調は続いていない。短期間で指数が急ピッチに戻しただけに、追加上昇を追うより、10〜12月期も業績や受注が裏付けとなる銘柄を選別すべきだというのが証券界の見方だ。反発を主導したのは半導体の素材・部材・装置関連で、次の主力株候補としてロボットやデータセンター向け電力関連企業も取り沙汰されている。
素材・部材・装置ラリーでコスピ収益率を上回る
コスダック市場によると、コスダック指数は10月1〜8日に4.24%上昇した。同じ期間にコスピは3.1%下落した。一時は「コスダック1000」を超えていた同指数は、6月に1000台を割り込んだ後、7月末には600台まで下げた。ただ、8月に15.91%、9月に2.59%上昇し、下落幅を縮めた。
売買も活発になっている。10月のコスダック市場の1日平均売買代金は8兆6943億ウォン(約1兆260億円)と、8月の5兆9868億ウォン(約7060億円)から増えた。一方、コスピの1日平均売買代金は同じ期間に25兆8460億ウォン(約3兆500億円)から19兆8355億ウォン(約2兆3410億円)に減った。
コスダック反発の中心にあるのは半導体の素材・部材・装置関連だ。サムスン電子やSKハイニックスなど大手メモリー企業の設備投資が拡大すれば、新たな生産ラインに必要な装置発注も増えるとの期待が相場を支えた。高帯域幅メモリー(HBM)の生産拡大も、半導体のパッケージングや検査を担う後工程企業の成長要因とみられている。

半導体以外では、ロボットとデータセンター向け電力関連企業が注目を集めている。キウム証券は10月の中小型株の推奨銘柄として、ロボティズやLSマテリアルズなどを挙げた。ロボティズは、ロボットの関節の動きを制御するアクチュエーターの生産能力を拡大している。
キウム証券のキム・ハクジュン研究員は「ビッグテックがヒューマノイド市場に参入し、競争は激しくなっている」と指摘した。そのうえで「品質と製品の多様性を備えた部品会社は少数にとどまる」とし、「部品メーカーのバリュエーションが上がる局面に入った」と分析した。
キウム証券はLSマテリアルズについて、北米の燃料電池顧客向け製品の認証を終えており、年内に売り上げが発生する見通しだとみている。データセンターの電力需要が増えるなか、関連製品の追加供給契約を結べるかも焦点になる。このほか、サーバー用メモリーモジュールの納入先を広げているドリームテック、小型モジュール炉(SMR)関連の受注が期待されるテウンも、キウム証券の推奨銘柄に含まれた。
コスダック・アクティブ、相場上回る超過収益
コスダックに投資する上場投資信託(ETF)の運用成績には大きな差が出ている。足元では、半導体の素材・部材・装置関連株を高い比率で組み入れたアクティブ戦略の商品が高い収益率を記録した。コスダック関連ETFのうち、直近1カ月(9月8日〜10月8日)の騰落率が最も高かったのは「DSコスダック・アクティブ」で、29.12%上昇した。コスダック150指数に連動するパッシブETFの収益率である約10%の約3倍に達した。
DSコスダック・アクティブは、シムテック(10.99%)、DKT(4.64%)、リノ工業(4.40%)など、半導体の素材・部材・装置関連株を中心に投資している。これに続いた「TIGERコスダック・アクティブ」(26.28%)にも、シムテック、ハニャンディジテック、TSE、PINOなど素材・部材・装置関連株が高い比率で組み入れられた。コスダック150指数のうち、情報技術(IT)やハードウエア、半導体の素材・部材・装置企業だけで構成するコスダック150IT指数に連動する「TIGERコスダック150IT」も、同じ期間に23.66%上昇した。

一部では、2026年10〜12月期もコスダックがコスピより底堅く推移するとの見方がある。ユジン投資証券のホ・ジェファン研究員は「外国人投資家が韓国株を積極的に買わない状況で、割安株を拾う余力のある個人投資家の存在感が高まっている」と語った。そのうえで「個人投資家の色合いがより強いコスダック市場の方が、コスピよりやや良好な流れとなる可能性がある」との見通しを示した。
もっとも、短期間で「コスダック1000」を回復するのは容易ではないとの指摘もある。現代車証券のキム・ジェスン研究員は「上期の半導体ラリーで相対的に出遅れていた半導体の素材・部材・装置関連への関心は高まった」と説明した。一方で「ファンダメンタルズといえる利益や投資家心理が明確に変わったわけではない」と述べた。市場金利の高さも、中小型の成長株には重荷となっている。
ヤン・ジユン記者 yang@hankyung.com
Korea Economic Daily
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