ソリダイム、米上場を本格化 時価総額最大1000億ドル
概要
- ソリダイムが米国での新規株式公開(IPO)に向け、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーを主幹事に選び、約100億ドルの資金調達を進めていると報じられた。
- 来年に上場が実現すれば、ソリダイムの時価総額は最大1000億ドルに達する見通しだと伝えた。
- ソリダイムは人工知能(AI)データセンター向けSSDの供給と、大容量NAND型フラッシュを軸とする事業が中核で、今回のIPOが企業価値を見直す契機になり得ると説明した。
期間別予測トレンドレポート


ブルームバーグ「IPO主幹事を選定」
SKハイニックス「確定した事項はない」


SKハイニックス傘下で米国のNAND型フラッシュメモリー専業企業ソリダイムが、米株式市場への上場準備を本格化した。来年に上場が実現すれば、時価総額は最大1000億ドルに達する見通しだ。▶本紙8月6日付A13面参照
ブルームバーグは10月7日、事情に詳しい関係者の話として、ソリダイムが米国での新規株式公開(IPO)の主幹事にゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)とモルガン・スタンレー(Morgan Stanley)を選んだと報じた。IPOを通じた調達額は約100億ドル(約1兆5810億円)に上るとの見方がある。
ソリダイムは、SKハイニックスが2021年に米インテル(Intel)のNAND型フラッシュ事業を買収して発足した。本社は米カリフォルニア州ランチョコルドバに置く。現在はメキシコ、カナダ、中国などを含む世界13拠点を展開している。従業員数は2000人を超える。
足元では、人工知能(AI)データセンター向けの記憶装置であるソリッドステートドライブ(SSD)の供給に力を入れている。ソリダイムは8月、米AIクラウド企業のコアウィーブ(CoreWeave)と企業向けSSDの供給契約を結んだ。デル・テクノロジーズ(Dell Technologies)や中国のテンセントホールディングス(Tencent Holdings)も主要顧客に名を連ねる。
半導体業界関係者は「NAND型フラッシュを活用した大容量SSDが、ソリダイムの中核事業として存在感を高めている」と指摘した。そのうえで「今回のIPOも、事業構造の変化とあわせて企業価値を改めて評価する契機になり得る」と語った。
上場時期は、米IPO市場の環境次第で後ろ倒しになる可能性がある。最近では、スマートリングメーカーのオウラなど一部企業が、想定した水準の資金を確保しにくくなり上場を延期した例もある。SKハイニックスは10月8日、「ソリダイムの競争力強化に向けてさまざまな案を検討しているが、確定した事項はない」と明らかにした。
ニューヨーク=ファン・ジョンス特派員 hjs@hankyung.com
Uk Jin
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