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イーサリアム研究者「AI、数カ月以内にウォレット署名方式を脅かす可能性」

出典
YM Lee

概要

  • ジャスティン・ドレイク氏は、AIが数カ月以内にECDSAを無力化し、ウォレットの安全性を脅かす可能性があると警告した。
  • 公開鍵から秘密鍵を逆算できれば、公開鍵が露出したウォレットの資産が危険にさらされる恐れがあると懸念を示した。
  • ドレイク氏は、公開鍵が露出していない新しいアドレスへの統制された大規模移転と、イーサリアムのハッシュベース暗号への移行を急ぐべきだと訴えた。

期間別予測トレンドレポート

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写真:Shutterstock
写真:Shutterstock

イーサリアム財団の研究者ジャスティン・ドレイク氏は、人工知能(AI)の進展によって暗号資産ウォレットの安全性が脅かされる恐れがあるとして、業界に事前の対応を促した。

ドレイク氏は10月7日、自身のXで「AIが量子コンピューターより先に、最悪の場合は数年ではなく数カ月以内にECDSA(楕円曲線デジタル署名アルゴリズム)を無力化する可能性に備えるべきだ」と警告した。

ECDSAは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)で、秘密鍵の保有者が取引を承認したかどうかを検証する署名方式だ。ドレイク氏は、AIが公開鍵から秘密鍵を逆算する方法を見つけた場合、公開鍵が露出したウォレットの資産が危険にさらされる可能性があると懸念を示した。

警戒の背景として、足元のAIによる数学研究の成果を挙げた。ドレイク氏は「ここ数日、人間の数学的直観を謙虚にさせる出来事が相次いだ。長く疑いなく受け入れられてきた仮説が崩れている」と投稿した。楕円曲線の豊かな数学的構造が、新たな攻撃手法の手がかりになり得るとの認識も示した。

対応策としては、公開鍵が露出していない新たなアドレスに資産を段階的に移す「統制された大規模移転」を提案した。取引に一度も署名していないアドレスでは、公開鍵がハッシュの背後に隠れているため、公開鍵の露出を前提とする攻撃リスクを抑えられるという。あわせて、イーサリアムのハッシュベース暗号への移行も急ぐべきだと訴えた。

もっとも、今回の提言は現行の署名方式がすでに無力化されたとする発表ではない。潜在的なリスクに関する個人的な助言にとどまる。ドレイク氏は「拙速な移転は得るものより失うものの方が大きい」とし、恐怖に駆られた即時対応ではなく、慎重かつ段階的な準備が重要だと強調した。

#AIサイバーセキュリティ
YM Lee

YM Lee

20min@bloomingbit.ioCrypto Chatterbox_ tlg@Bloomingbit_YMLEE

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