アプトス、機関金融向けブロックチェーン改善案「モノムーブ」公開
Uk Jin
期間別予測トレンドレポート



アプトス(APT)の運営会社アプトスラボ(Aptos Labs)は10月7日、グローバル金融機関のブロックチェーンベースの金融取引や決済システムの構築を支援するインフラ改善案「モノムーブ」を公開したと発表した。
モノムーブは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを動かす実行エンジンを改良するアップグレード案で、金融機関向けに開発した。大規模な資金決済やリアルタイムの注文執行、担保価値の評価など、機関に必要な要素の導入に重点を置いた。バリデーターや仮想マシンなどのシステムに不具合が生じた場合でも資産保護ルールを維持できるよう、重複検査機能も追加した。
同社が実施したモノムーブの試験では、従来の実行エンジンに比べて処理性能が大幅に向上した。オンチェーン取引所「デシベル(Decibel)」を活用した試験では、担保引き出し速度と注文受け付け速度がそれぞれ最大55倍、最大22倍に高まった。別の社内性能試験でも、追加の最適化を施さずモノムーブだけを適用した場合、全体処理量は既存エンジンに比べて最大11倍に増えたという。
モノムーブの安定性の検証も進めている。アプトスラボは、多様な入力値を与えて不具合を見つけるファジングテストを進めており、中核部品には数学的手法でシステム動作の正確性を確認する「形式検証」を適用する計画だ。
共同創業者で最高経営責任者(CEO)のエイブリー・チン氏は「機関は、需要に追いつけないインフラの上に市場を築かず、信頼できないインフラに顧客資産を預けることもない」と述べた。そのうえで、今回の実行エンジンのアップグレード案は「この2つの目標の達成をともに後押しし得る」と語った。
Uk Jin
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