コンデュイットがテザー提訴 「276万ドルのUSDTを根拠なく凍結」
概要
- コンデュイット・テクノロジーは、テザーが十分な根拠なく 276万ドルのUSDT を凍結したとして提訴した。
- テザーは、ブラジル連邦警察の捜査との関連を理由にコンデュイットの財務ウォレットに対する USDTの凍結 を実施したが、解除要請後も資金を返還しなかったという。
- テザーの USDT凍結措置 を巡る訴訟は今回が初めてではなく、タイ国籍の2人も 4240万ドルのUSDT凍結 を巡って提訴した。
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国境をまたぐ決済プラットフォームを手がけるコンデュイット・テクノロジー(Conduit Technology)が、テザー(Tether)を相手取り訴訟を起こした。約276万ドル(約4億3600万円)相当のテザー(USDT)を十分な根拠なく凍結されたと訴えている。
コインテレグラフが10月6日に報じた。コンデュイットは10月5日、米ニューヨーク南部連邦地裁に提出した訴状で、テザーが法的権利や請求権のない自社資金を凍結し、アクセスを遮断したと主張した。
訴状によると、コンデュイットは2024年5月から、デジタル資産運用向けの財務ウォレットでUSDTを保有し始めた。テザーは同年9月、このウォレットにあった約276万ドル相当のUSDT全額を凍結したという。コンデュイットは、凍結措置の正当な根拠は示されず、その影響で事業にも大きな支障が出たと訴えている。
コンデュイットは訴状で「当該資金は明確にコンデュイットの所有物だが、テザーはこれを取り上げてアクセスを妨げている」と指摘した。そのうえで「企業が資金をテザーの通貨で保有することを選んだからといって、テザーがその資金を取り上げることはできない」と強調した。
今回の資金凍結は、ブラジル連邦警察が2024年に金融仲介会社ブル・インテルメジアサオン・ジ・ネゴシオス(Bull Intermediação de Negócios)とオニックス(Onix)を対象に始めた捜査に関連しているという。訴状によると、テザーは独自基準に基づき、コンデュイットの財務ウォレットがこれらの企業とつながっていると判断し、2024年9月24日にUSDTを凍結した。
コンデュイットはその後、テザーに対し複数回にわたって凍結解除を求めたが、提訴時点まで資金は返還されなかったとしている。テザーは今回の訴訟に関するコインテレグラフのコメント要請にすぐには応じなかった。
テザーのUSDT凍結措置を巡る訴訟は今回が初めてではない。約1カ月前には、タイ国籍の2人も、米国土安全保障捜査局(HSI)の「非公式な要請」を根拠にテザーが約4240万ドル(約67億円)相当のUSDTを凍結したとして提訴した。この資金は、米ノースカロライナ東部連邦地裁に起こされた6100万ドル(約96億円)規模の「豚の屠殺型詐欺(pig butchering)」事件に関連しているとされる。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.