英モニュメントバンク、個人預金2億5000万ポンドのトークン化を推進
概要
- 英モニュメントバンクが、個人預金の最大2億5000万ポンドをブロックチェーン基盤でトークン化する方針を打ち出した。
- トークン化した預金は、利息を支払い、ポンドと1対1で償還でき、FSCSの適用も受ける設計とし、通常の預金のように使えるようにするという。
- モニュメントバンクはこのインフラを通じ、未上場株式の持ち分、トークン化した仕組み商品、ロンバードローンなどへ個人顧客のアクセスを広げる案を検討している。
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英モニュメントバンクが、個人顧客の預金をブロックチェーン基盤でトークン化する取り組みを進めている。対象額は最大2億5000万ポンドに上る。JPモルガンやシティなど世界の大手金融機関のトークン化サービスが主に機関顧客向けに限られるなか、個人預金を直接トークン化する事例として注目される。
9月19日に暗号資産専門メディアのコインデスクが報じたところによると、モニュメントバンクはプライバシー重視のブロックチェーン「ミッドナイト(Midnight)」を活用し、個人預金の最大2億5000万ポンドをトークン化する計画だ。金額は約3億3500万ドル(約526億円)に相当する。
トークン化した預金は、通常の銀行預金と同じように利息を支払う。ポンドと1対1で償還できる設計とし、英国の金融サービス補償制度(FSCS)の適用も所定の上限内で維持する予定だ。
モニュメントバンク創業者のミントゥー・バンダリ氏は「個人顧客がトークン化に直接参加できるようにした事例はまだない」と説明した。そのうえで、顧客がブロックチェーンや暗号資産を意識せず、通常の預金と同じように使えるサービスにする方針を示した。
モニュメントバンクは今後、このインフラを活用し、個人顧客が未上場株式の部分保有やトークン化した仕組み商品、ロンバードローンにもアクセスできるようにする案を検討している。
一方、JPモルガンはブロックチェーン基盤「キネクシス(Kinexys)」を通じて3兆ドル超(約471兆円)の取引を処理している。シティもトークンサービスを通じ、毎日数十億ドル規模の国際決済を支援している。ただ、こうしたサービスの大半は機関顧客向けで、許可型ネットワークを中心に運営されている。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.