イーサリアム、「グラムスターダム」アップグレードのリハーサル成功 10月にテストネット適用を検討
JOON HYOUNG LEE
概要
- イーサリアム(ETH)が、次期の大規模なネットワーク改修であるグラムスターダム・アップグレードの中核テストを無事終えた。
- グラムスターダムのテストネットは、稼働から約1時間後にブロックガス上限を従来の6000万から2億へと3倍超に引き上げ、より多くの送金、トークン交換、スマートコントラクトの実行が可能になった。
- イーサリアムの開発陣は、10月6日にセポリア・テストネットへグラムスターダムを展開する案を検討しており、詳細日程は公式会議を経て最終決定する。
期間別予測トレンドレポート



イーサリアム(ETH)が、次期の大規模なネットワーク改修である「グラムスターダム(Glamsterdam)」アップグレードの中核テストを無事終えた。
コインデスクが9月17日に報じた。グラムスターダムのテスト用ネットワークは、新たなブロック生成ルールを導入した後も正常にブロック生成を続けた。
イーサリアムのクライアントソフトウエア(SW)開発会社ネザーマインドは、グラムスターダムの中核機能の一つである「ブロックレベル・アクセスリスト(Block-level Access Lists)」の性能試験も完了した。
ネザーマインドのクライアントは計2302件のテストをすべて通過した。3分15秒の間に5707億ガスを処理し、平均処理量は毎秒約29億ガスだった。
グラムスターダムのテストネットは、稼働から約1時間後にブロックガス上限を従来の6000万から2億へと3倍超に引き上げた。ガス上限が高まれば、単一ブロックでより多くの送金やトークン交換、スマートコントラクトを実行できる。
ただ、ブロックが大きくなるほど、検証に必要な計算資源とネットワーク帯域も増える。小規模なノード運営者が大型ブロックを適時に処理できなければ、ネットワーク全体の分散性が弱まるおそれがある。このためグラムスターダムは、ノード運用コストを過度に高めずに処理容量を拡大できるよう、ブロック処理の構造改善をめざす。
イーサリアムの開発陣は、10月6日にセポリア・テストネットへグラムスターダムを展開する案を検討している。詳細日程は今後の公式会議を経て最終決定する。
JOON HYOUNG LEE
gilson@bloomingbit.ioCrypto Journalist based in Seoul