ロビンフッドチェーンのTVL、10億ドルに迫る ミームコインとトークン化株の好循環が成長けん引
概要
- ロビンフッドチェーンの預かり資産(TVL)は10億ドル(約1540億円)に迫り、1日当たりのDEX取引高は18億8000万ドル(約2900億円)を記録した。
- パーミッションレス型の構造、ガス代補助、ミームコインとトークン化株式の連動効果が、ロビンフッドチェーン成長の要因だと分析された。
- ロビンフッドチェーン上のステーブルコイン時価総額は10億ドル(約1540億円)を突破し、このうちUSDGが67%、USDeが30%を占める。
期間別予測トレンドレポート



ロビンフッドチェーン(Robinhood Chain)の預かり資産(TVL)が、立ち上げから2カ月余りで10億ドル(約1540億円)に迫っている。ミームコインとトークン化株式が相互に取引需要を押し上げる構造が、急成長を支えているという。
ザ・ブロックが9月14日に報じた。ストーンエックスのマーク・パーマー氏はリポートで「ロビンフッドチェーンの成長は、どの指標で見ても印象的だ」と指摘した。成長の背景として、ロビンフッドのブランド認知度、パーミッションレス型の仕組み、ガス代の補助、ミームコインとトークン化株式の連動効果を挙げた。
7月1日に立ち上がったロビンフッドチェーンのTVLは、足元で10億ドルに近づいた。9月13日の分散型取引所(DEX)の1日当たり取引高は18億8000万ドル(約2900億円)に達し、ユニスワップ全体の取引高の半分超を占めた。
パーマー氏は、開発者が追加の許可なく自由にトークンを発行できる点も成長要因に挙げた。トークン発行プラットフォームのポンズ(Pons)では、1日当たり約1万件のトークンが公開されている。9月2日には約2万5000件が発行されたという。ロビンフッドは、ウォレット上で5ドル(約770円)を超えるスワップ取引のガス代も補助している。
とりわけパーマー氏は、ミームコインとトークン化株式が互いの取引需要を拡大する構造に注目した。ロビンフッドチェーン基盤のトークン発行プラットフォーム、ロング・ドット・エックスワイジー(Long.xyz)は、コミュニティートークンをロビンフッドのトークン化株式と連動させて発行できるようにしている。ミームコインへの関心がトークン化株式の売買を増やし、トークン化株式が今度はミームコインに金融資産と結び付いた投資ストーリーを与える構図だ。
もっとも、足元のロビンフッドチェーン利用者は、ロビンフッドのアプリ利用者よりも既存の暗号資産投資家が中心となっている。コインデスク・リサーチの推計では、ロビンフッドのアプリ利用者がチェーン全体の取引に占める比率は1〜2%にとどまる。取引の大半はトレーディングターミナルやユニスワップ、トークン発行プラットフォームなどを通じて発生している。
ロビンフッドチェーン上のステーブルコイン時価総額も、前週に10億ドル(約1540億円)を超えた。前週比で約12%増え、1カ月前比では72%増加した。このうちUSDGが全体の67%を占め、エテナのUSDeが30%で続いた。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.