米FRB、短期国債買い入れを2カ月連続停止 「銀行準備預金は十分」
概要
- FRBは、銀行システムの準備預金が十分だと判断し、短期国債買い入れ(RMP)を2カ月連続で停止すると明らかにした。
- 今回の措置は、短期資金市場が安定的に機能し、SOFRが準備預金付利(IORB)と同水準かそれ以下で推移していることを踏まえた判断だ。
- ウォール街では、短期国債の発行拡大を受けた買い入れ再開の時期と買い入れ規模を巡り、見方が分かれている。
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米連邦準備理事会(FRB)は、銀行システムの準備預金が十分だと判断し、準備預金の管理を目的とする短期国債の買い入れを2カ月連続で見送る。
ブルームバーグが9月14日に報じた。ニューヨーク連銀の公開市場デスクは、10月14日まで準備預金管理目的の国債買い入れ(RMP)を実施しない方針を示した。ただ、同じ期間に満期を迎える資産の再投資向けとして、約156億ドル(約2兆4000億円)の国債は買い入れる。
今回の決定は、短期資金市場が安定して機能しているとのFRBの判断を反映した。銀行間の短期資金調達環境を示す担保付翌日物調達金利(SOFR)は、この1カ月の大半で準備預金付利(IORB)と同水準か、それを下回って推移した。
銀行の準備預金も安定した水準を維持している。9月9日時点の準備預金残高は3兆400億ドル(約467兆円)と、前年末の2兆8500億ドルを上回った。2026年平均の3兆100億ドルも超えている。
FRBは2025年末に保有資産を減らす量的引き締め(QT)を終えた後、残存期間1年未満の短期国債を買い入れ、金融システムに準備預金を供給してきた。2025年12月には短期資金市場の圧力を和らげるため、月間で約400億ドル(約6兆1400億円)を買い入れた。その後、2026年4月は250億ドル(約3兆8400億円)、5月は100億ドル(約1兆5400億円)へと規模を縮小し、8月から買い入れを止めた。
もっとも、今回の措置は金融政策やFRBのバランスシート運営戦略の変更を意味するものではない。FRBは資金市場の状況に応じ、毎月の買い入れ規模を柔軟に調整できるとの立場だ。
ウォール街では、今後の買い入れ再開時期を巡って見方が割れている。ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)とバンク・オブ・アメリカ(Bank of America)は、米財務省が10月から短期国債の発行を増やせば資金市場への圧力が強まり、10月中旬から買い入れが再開されると予想した。バークレイズ(Barclays)は、買い入れ額が10月に100億ドル(約1兆5400億円)、11月に200億ドル(約3兆700億円)まで増えると見通した。
一方、シティグループ(Citi)は、銀行の準備預金がすでに十分な水準まで回復したとみる。FRBが年末まで買い入れ停止を続ける可能性があるとみている。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.