サムスン電子・SKハイニックスの乱高下で韓国株の変動性が主要国首位
概要
- 今年1〜7月の韓国株式市場の株価変動性4.1%は、時価総額上位30カ国で最も高かった。
- サムスン電子とSKハイニックスは、KOSPIの上昇局面と下落局面で最大99%、69.3%の寄与率を示した。
- 個人投資家の借り入れによる株式投資とレバレッジETF投資の急増が株価変動性を高め、韓国銀行は継続して監視する方針を示した。
期間別予測トレンドレポート


株価変動性、1年で3倍の4.1%
レバレッジETF投資の急増も要因

今年1〜7月の韓国株式市場の変動性が、主要国で最も大きかったことが分かった。個人投資家の借り入れによる株式投資とレバレッジ型上場投資信託(ETF)への投資拡大が、相場の変動を大きくした。とりわけサムスン電子(Samsung Electronics)とSKハイニックス(SK hynix)の2銘柄は、相場の急騰・急落に最大99%の影響を及ぼした。
韓国銀行が9月10日に公表した通貨信用政策報告書によると、今年1〜7月の韓国株式市場の株価変動性は4.1%と、時価総額上位30カ国の代表指数のうち最も高かった。前年の1.4%から3倍近くに拡大した。日本と台湾はそれぞれ2.1%、2.0%で韓国の半分程度にとどまり、米国は1.3%だった。
半導体業種への高い依存が、乱高下相場の背景にあるとみられる。韓国総合株価指数(KOSPI)が8000から9000に上昇する局面では、サムスン電子とSKハイニックスの上昇寄与率は99%に達した。KOSPIが9100から5500に下落する局面でも、両銘柄の寄与率は69.3%だった。
レバレッジETF投資の急増も、株価変動性を高めた要因と韓国銀行は分析した。韓国銀行は「株価がさらに上昇するとの期待からレバレッジETF投資が急増し、需給面で株価変動性を拡大させる要因として作用した」と説明した。そのうえで「国際金融市場でも韓国株を対象にしたレバレッジ投資が増え、ヘッジ目的の韓国の現物・先物取引が増加するなど、予想しなかった波及効果をもたらした」と指摘した。
韓国銀行のパク・ジョンウ副総裁補は9月10日の記者説明会で「レバレッジETF投資の規模は減ったが、安心できる状況ではないため引き続き監視する」と述べた。
チョン・ヨンヒョ記者 hugh@hankyung.com
Korea Economic Daily
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