AI需要急増でHDDも高騰 7〜9月に15%上昇、最高値更新
概要
- 世界的な AI投資 の拡大で、AIデータセンター 向け SSD の需要が急増し、汎用 記憶装置 の供給が減少した。この結果、HDD 価格が過去最高を更新したと伝えた。
- 7〜9月の HDD 大口取引価格は、3.5インチ1TB品で前四半期比 15% 急騰した。PC向けSSD の価格も直近1年で 3.5倍 に跳ね上がったと報じた。
- 中国 の監視カメラ向け HDD 需要の回復に加え、主要メーカーの生産縮小で HDD供給 が減少し、既存製品まで AI投資ブーム の影響を受けていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート


SSD逼迫で代替需要が流入
HDD価格、7〜9月に15%急騰

ソリッドステートドライブ(SSD)に押されて販売規模が急減していたハードディスクドライブ(HDD)の価格が、足元で過去最高を更新した。人工知能(AI)データセンター向け記憶装置に生産能力が集中し、汎用ストレージの供給が減ったためだ。
9月9日付の日本経済新聞によると、7〜9月のHDD大口取引価格は3.5インチの1テラバイト(TB)品で1台67.7ドル(約1万410円)だった。前四半期比で15%上昇した。2.5インチの1TB品も10%高い61.2ドル(約9420円)前後で取引された。いずれも6四半期連続で上昇し、過去最高を更新した。
値上がりの起点はAIデータセンターだ。世界的なAI投資の拡大で、データセンター向けSSDの需要が急増した。メーカー各社は関連製品に生産能力を集中させている。サムスン電子やSKハイニックスがデータセンター向けチップの生産に注力し、SSDに使う汎用NAND型フラッシュメモリーの量産が減ったことも、価格上昇につながった。
この結果、PC向けSSDの供給は減少した。価格は直近1年で3.5倍に跳ね上がった。相対的に割安なHDDに需要が流れた。
中国市場の需要回復もHDD価格を押し上げている。中国の監視カメラ向け需要は7〜9月に回復基調を示している。監視カメラは高解像度の映像データを大量に保存する必要があり、HDDをSSDで代替しにくい分野とされる。
こうしたなか、HDDの供給は長期的な採算悪化を背景に減少が続いている。主要メーカーのシーゲイト(Seagate)は最近、一部の低容量製品の生産終了に乗り出した。
市場では、AIインフラ投資が既存産業の供給網に及ぼす波及効果に注目が集まっている。データセンターが生産能力や資源を優先的に吸収すれば、汎用品の供給は減る。価格上昇が代替材に波及する可能性があるためだ。AI成長の恩恵は特定の先端製品にとどまらず、既存製品の想定外の値上がりにもつながっている。日本経済新聞は「AIサーバーに使われない製品でさえ、AI投資ブームの影響を受けている」と伝えた。
東京=チェ・マンス特派員 bebop@hankyung.com
Korea Economic Daily
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