[分析]ビットコイン中期構造は改善、8万~8万1000ドル回復が強気確認のカギ
概要
- クリプトクアントの寄稿者は、ビットコインの中期上昇構造は良好だが、現物需要が回復するまでは本格的な上昇局面入りは難しいと分析した。
- 米国のビットコイン現物ETF純流入が続く一方、アパレント・デマンドはマイナス圏にあり、取引所流入量と高いレバレッジを踏まえると急激な清算リスクへの警戒が必要だと伝えた。
- エックスウィンリサーチジャパンは、ビットコインの8万~8万1000ドル回復、従来より高い高値の形成、現物需要指標のプラス転換が強気の流れを確認する重要条件だと分析した。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)はテクニカル面で中期的な上昇構造を整えつつある。もっとも、現物需要の回復はなお力強さを欠いており、追加上昇を確認するには8万~8万1000ドル帯の回復と現物買いの再拡大が重要になる。クリプトクアントの寄稿者、エックスウィンリサーチジャパン(XWIN Research Japan)が分析した。
9月8日、エックスウィンリサーチジャパンは「ビットコインの中期構造は引き続き良好だが、市場が現物需要主導の上昇局面に完全に入ったとみるのは難しい」と指摘した。
米国のビットコイン現物上場投資信託(ETF)には3週連続で純資金流入が続き、機関投資家の買いは持続している。一方で、ビットコインのアパレント・デマンド(Apparent Demand)は依然マイナス圏にあり、市場全体の現物需要が本格的に持ち直したと判断するのは時期尚早だという。
取引所への流入量も重荷となっている。直近ではクジラのウォレットから約2487BTCが取引所に移され、金額にして約1億9700万ドル(約304億円)にのぼった。バイナンスのビットコイン保有量も68万5000~68万7000BTCの水準を保っている。今後の売りにつながりうる供給がなお多いとの見立てだ。
デリバティブ市場ではレバレッジリスクもくすぶる。バイナンスの買い・売り比率は約0.917と売り優勢で、ビットコインの未決済建玉(OI)は約85億ドル(約1兆3100億円)に達する。現物需要が弱い局面で高水準のレバレッジが維持されれば、急激な清算が発生する可能性があるとエックスウィンリサーチジャパンは警戒を促した。
ただ、テクニカルの流れ自体は改善している。ビットコインはゴールデンクロスを形成したうえ、50週指数移動平均線(EMA)を上回って推移している。MVRV Zスコアも365日移動平均線に近づいている。
エックスウィンリサーチジャパンは、ビットコインが8万~8万1000ドルを回復した後、従来より高い高値を形成し、同時に現物需要指標がプラスに転じるかどうかが、今後の強気基調を確認するうえでの重要な条件になると分析した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.