イーサリアム財団、量子コンピューター対策を2029年末までに完了へ ネットワーク保安を最優先課題に
Minseung Kang
概要
- イーサリアム財団は、量子コンピューター攻撃への備えを最優先課題に据え、2029年12月までにネットワーク保安体制の構築を完了する計画だと明らかにした。
- 財団は、取引処理、バリデーター運営、データ保存全般を量子コンピューター攻撃に耐えられる仕組みに切り替え、日程は2027年1月に外部専門家の検証を経て見直す予定だとした。
- 2027年に予定するヘゴタ・アップグレードの後、耐量子暗号技術の適用に向けて5回のハードフォークを進め、ウォレットとバリデーターの署名方式、公開鍵管理体制を順次改める方針だ。
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イーサリアム財団(Ethereum Foundation)は、量子コンピューターによる攻撃に備えたネットワーク保安体制の構築を最優先課題に据え、2029年末までに関連作業を完了する目標を示した。
9月8日に暗号資産専門メディアのコインデスクが報じた。財団は、取引処理やバリデーター運営、データ保存などネットワーク全体を量子コンピューター攻撃に耐えられる仕組みに切り替える作業を、2029年12月までに終える計画だ。
現時点で、量子コンピューターがイーサリアムの暗号体系を脅かす水準に達しているわけではない。ただ、財団は既存の暗号技術を破る量子コンピューターが早ければ2030年にも登場し得るとの見通しを踏まえ、目標時期を前倒しした。関連日程は2027年1月に外部専門家の検証を経て見直す予定だ。
また、2027年に予定する「ヘゴタ(Hegotá)」アップグレードは、イーサリアムを直ちに量子コンピューター対応にするものではない。今後、耐量子暗号技術を適用するハードフォークを日程通り進めるための基盤を整える段階となる。
財団は今後、ウォレットやバリデーターが使う既存の署名方式を量子コンピューター攻撃に強い方式へ切り替える方針だ。バリデーター認証や公開鍵の管理体制も順次改める。ヘゴタの後には、こうした作業を盛り込んだ5回のハードフォークを予定している。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.