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「年10%金利」掲げたトス銀行の31日積立、1カ月で30万口座集める

出典
Korea Economic Daily

概要

  • トス銀行の「育ててみよう 31日積立」は、年最高10%の金利と超短期の設計を武器に、発売から1カ月で30万口座を突破した。
  • この積立は1日5000ウォン(約580円)を上限とし、最大15万5000ウォン(約1万8000円)までしか積み立てられないが、資産形成初心者の参入障壁を下げ、加入が続いていると伝えた。
  • トス銀行は「今すぐ利子受け取り」「クルビ積立」など直感的な特典を持つ商品で顧客を増やしてきた。今後も優遇金利の達成を容易にした商品を継続して投入する方針だ。

期間別予測トレンドレポート

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「ポケモン式ゲーム」で30万積立口座を売ったトス銀行


ディープ・ファイナンス


トス「育ててみよう 31日積立」ヒットの秘訣

「リス育成」で関心引く

1日5000ウォン(約580円)に抑えハードル下げる

顧客基盤で一般銀行に見劣りするインターネット銀行が、積立預金を30万口座超販売するのは不可能に近い。高収益の投資先がひしめくなか、顧客の関心を引くこと自体が容易ではないためだ。手元資金をこつこつ積み立ててもらうには、その都度動機付けが要る。破格の金利を掲げる特別販売でも、完売は約束できない。

トス銀行がこうした難関を突き抜け、超短期・少額の積立預金を1カ月で30万口座販売して注目を集めている。少ない金額と短い積立期間が利用者の心理的な壁を下げたうえ、リスのキャラクターを育てるゲーム機能が楽しさを加え、ヒットにつながった。

9月7日に金融業界がまとめたところによると、トス銀行の「育ててみよう 31日積立」の販売口座数は最近30万を超えた。8月6日に発売した超短期型の商品で、31日間1日も欠かさず入金すれば年率で最高10%の金利を適用する。1日に積み立てられる金額は5000ウォン(約580円)までで、満期までの総積立額は最大15万5000ウォン(約1万8000円)にとどまる。それでも発売後、加入の流れは続いている。

トス銀行で預金商品を統括するファン・ジソン・プロダクトオーナー(PO)は「積立を一度もしたことがない人でも気軽に試せるよう、さまざまな障壁を下げたことが当たった」と述べた。そのうえで「従来の積立のように、加入後に自動振替を設定して満期時に受け取る方式から脱し、顧客が商品と継続的に相互作用するようにする点に最も力を入れた」と説明した。

このため、入金のたびに自分だけのリスのキャラクターが成長するゲーム機能を盛り込んだ。日本のアニメ「ポケットモンスター」のキャラクターが進化するように、リスもタイプに応じて10種類超の姿に育つ。チャン・ソヨン・プロダクトデザイナーは「リスを見るために楽しくアプリに接続した記憶が、自然と貯蓄習慣につながることを期待した」と語った。満期を短く設定したのも、リスの変化を飽きずに見せるためだという。

総積立額を15万5000ウォン(約1万8000円)に定めたのも、資産形成初心者の参入障壁を下げる狙いがあった。トス銀行はこの商品を開発する前、顧客と直接会って現在積み立てられる金額を調べた。主な攻略対象である30歳未満の顧客層では「収入が安定しておらず、1日に5000ウォン(約580円)を超えて積み立てるのは難しい」との回答が多かった点に着目した。チャン氏は「利子がいくらかよりも、積立額のハードルを下げることの方が重要だ」と指摘した。

トス銀行は今後も、直感的に分かる特典を前面に打ち出して顧客を増やす考えだ。これまでも、加入者が利子を受け取る時期を決める「今すぐ利子受け取り」や、満期まで維持すれば最高金利を付与する「クルビ積立」など、単純で目を引く商品設計で顧客を大きく増やしてきた。

トス銀行の顧客数は8月末時点で約1600万人となり、2023年末の888万人に比べて80%増えた。ファンPOは「無理をしなくても自然に条件を達成し、優遇金利を受けられるよう導く商品を今後も継続して披露する」と強調した。

キム・ジンソン記者 jskim1028@hankyung.com

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