アルトコインの無期限先物建玉、ビットコイン上回る 2024年12月以来初
期間別予測トレンドレポート



アルトコインの無期限先物の建玉(OI)がビットコイン(BTC)を上回った。アルトコイン市場にレバレッジ資金が急速に流入しており、大規模な清算につながる可能性にも関心が集まっている。
9月6日にクリプトブリーフィングが引用したコインアナライズ(Coinalyze)のデータによると、アルトコインの無期限先物の建玉全体は、2024年12月以来初めてビットコインの建玉を上回った。建玉は、なお清算や決済が済んでいないデリバティブ契約の総額を指す。
現物市場でもアルトコインの強さが目立つ。時価総額上位10銘柄を除くアルトコイン全体の時価総額は2000億ドル(約3120億円)を超え、9月に入ってから10%超増えた。同じ期間、ビットコインは8万ドル(約1250万円)を上回る水準で取引されている。
とりわけジーキャッシュ(ZEC)にはレバレッジ取引が集中した。9月初めにはZECの建玉が過去最大の24億ドル(約3750億円)まで増えた。価格が1000ドル(約15万6000円)を突破する過程では、約3400万ドル(約53億円)のショートポジションが清算された。
もっとも、アルトコイン先物市場ではレバレッジの積み上がりが急速に進んでおり、相場変動が大きくなる可能性もある。過去には、建玉全体が暗号資産市場の時価総額の約4.42%に近づくと、価格変動に伴う連鎖清算が加速しやすい傾向があった。
アルトコインの建玉がビットコインを上回った前回の2024年12月には、その後に一部の中型アルトコインが急速な調整を強いられた。ただ今回は、デリバティブだけでなくアルトコインの現物時価総額もあわせて増えている。今後は、建玉に対する時価総額の比率がさらに上昇するかどうかが市場の主要な変数になりそうだ。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.