ビットワイズCIO「ディファイ・サマー2.0到来へ、利用量10倍増も」
期間別予測トレンドレポート



ロビンフッドが構築した独自ブロックチェーン上でユニスワップの利用が急増し、分散型金融(DeFi)市場が再び成長局面に入るとの見方をビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者(CIO)が示した。米国の規制環境の改善と金融機関のブロックチェーン導入が重なれば、DeFiの利用規模は現在の10倍超に拡大し得るという。
ホーガン氏は最近、ポール・バロン・クリプト・ショーに出演し、「市場がDeFiの成長可能性を認識すれば『ディファイ・サマー2.0』が始まる」と述べた。利用量については「10倍に増える可能性がある」と語った。実際、ユニスワップのアクティブアドレス数は120万件まで増えた。
利用者増をけん引したのはロビンフッド・チェーンだ。ロビンフッド・クリプトが構築したイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンで、ユニスワップは7月のメインネット稼働と同時に主要な自動マーケットメーカー(AMM)として参加した。利用者はユニスワップを通じ、暗号資産に加えてトークン化株式や実物連動資産(RWA)を売買したり、流動性を供給したりできる。
ホーガンCIOは「DeFiは何度も弱気相場を経験しながらも消えず、むしろ技術とエコシステムを強化してきた」と指摘した。そのうえで「適切な規制の枠組みと機関投資家の参加が加われば、利用量が急速に増え得ることがロビンフッド・チェーンで確認されている」と強調した。ユニスワップの年換算の手数料収入は1億2000万〜1億3000万ドル(約187億〜約203億円)と推計し、直近の取引量を反映すれば2億ドル(約312億円)に達する可能性もあるとみている。
ロビンフッドの競合各社も、独自ブロックチェーンやオンチェーン取引サービスの導入を急ぐ可能性がある。ホーガンCIOは「競合各社は、ロビンフッドがわずか数カ月で数十億ドル規模の事業機会を生み出した姿を見ているはずだ」と述べた。ロビンフッド・チェーンの利用者基盤が広がり、競合する金融会社まで市場に参入すれば、ユニスワップをはじめとするDeFiプロトコルの成長ペースはさらに速まるとの見通しも示した。
Doohyun Hwang
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