期間別予測トレンドレポート



ニューヨーク株式市場では主要3指数がそろって下落した。雇用指標が堅調で、米連邦準備理事会(Fed)による利上げ観測が強まったためだ。
9月4日のダウ工業株30種平均は前日比271.86ドル安の5万3414.25ドルで終えた。S&P500種株価指数は29.11ポイント安の7718.60、ナスダック総合株価指数は77.07ポイント安の2万6506.99で引けた。
雇用指標の強さが利上げ懸念を刺激した。米労働省によると、8月の非農業部門雇用者数は前月比16万2000人増えた。増加幅は5カ月ぶりの大きさで、市場予想の3倍近い水準だった。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウオッチによると、フェデラルファンド金利先物市場が織り込む9月の利上げ確率は58.4%だった。前日より9.0ポイント高まった。
米国債利回りも上昇した。金融政策の変化に敏感な2年物米国債利回りは、米東部時間午後3時時点で4.379%だった。前日比では4.7bp上昇した。1bpは0.01%ポイント。
世界の債券市場の指標となる10年物米国債利回りは4.783%を付けた。前日比の上昇幅は2.2bpだった。
ドルも上昇した。主要6通貨に対するドルの強さを示すドル指数は0.21%高の99.17だった。
暗号資産市場には下落圧力がかかった。直近まで8万ドル(約1250万円)を上回っていたビットコインは、一時7万8000ドル(約1220万円)台まで下げた。暗号資産全般も弱含んだ。
ドナルド・トランプ米大統領はFedへの圧力を強めた。自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、金利を引き下げなければ米国が赤字を抱える国との貿易を停止する考えを示した。記者団に対しては、米国の金利は1%または0.5%であるべきだと語った。
国際原油相場は上昇した。紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡でイエメン政府軍と反政府勢力が衝突し、供給懸念が強まったためだ。
11月渡しの北海ブレント先物は前日比0.80%高の1バレル96.28ドル(約1万5000円)で取引を終えた。10月渡しの米ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は0.20%高の1バレル91.48ドル(約1万4300円)で引けた。
市場の次の焦点は8月の消費者物価指数(CPI)だ。雇用指標を受けてFedの利上げ観測が再び強まるなか、物価指標が今後の金融政策の方向を左右する主要な変数になる。
ハン・ギョンウ 韓経ドットコム記者 case@hankyung.com
Korea Economic Daily
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