ブロードコム、売上高予想下回り下落 AI半導体好調でもグーグル離反懸念
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概要
- ブロードコムは、2026年5〜7月期の売上高と調整後1株利益(EPS)が市場予想を上回った一方、第4四半期の売上高見通しは期待に届かなかったと明らかにした。
- カスタムAIチップ売上高は前年同期比で3倍超に増えたが、第4四半期の売上高見通しを348億ドル(約5兆5400億円)と示したことで、株価は通常取引で下落して引け、時間外取引でも一段安となった。
- 巨大テック各社の調達先の多様化と、グーグルによるマーベル・テクノロジーとのカスタムチップ供給契約を受け、ブロードコムの市場での立場が揺らぐとの懸念が強まるなか、同社は供給網の多様化と生産能力の拡大を進めている。
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米半導体大手ブロードコム(Broadcom)が市場予想に届かない売上高見通しを示した。人工知能(AI)事業は急成長しているが、巨大テック各社が調達先の分散を進めており、競争激化への警戒が強まった。
ブロードコムは9月2日、2026年5〜7月期の売上高が295億9000万ドル(約4兆7100億円)だったと発表した。市場予想の292億5000万ドル(約4兆6500億円)を上回った。調整後の1株利益(EPS)も3.32ドルで、ウォール街予想の3.21ドルを超えた。成長をけん引したのはAI半導体で、同四半期のAIチップ売上高は167億ドル(約2兆6600億円)と前年同期の3倍超に増えた。
一方、業績見通しは市場の期待に届かなかった。ブロードコムは第4四半期の売上高を348億ドル(約5兆5400億円)と見込んだ。ウォール街予想の350億3000万ドル(約5兆5700億円)を下回る。この日の同社株は通常取引で前日比0.66%安で終え、決算発表後の時間外取引では3%超下げた。
市場が警戒するのは、カスタムAIチップ市場での競争激化だ。AIインフラ投資を進める巨大テック各社は、エヌビディアへの依存を下げる一方、自社向けチップの供給網を複数社に分散し始めている。ブロードコムの市場での立場が揺らぐ可能性がある。
グーグルは8月、マーベル・テクノロジー(Marvell Technology)とカスタムチップの供給契約を結んだ。ブロードコムは特定顧客への依存を抑えるため、供給網の多様化と生産能力の拡大を進めている。
イ・ヘイン記者 hey@hankyung.com
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