概要
- ドナルド・トランプ米大統領が高官らと、イラン戦争の終結宣言案を非公開で協議していることが分かった。
- トランプ政権は、軍事行動より経済的圧力を強め、イランを交渉の場に引き出すことに重点を置いている。
- 米国は終戦の可能性を探る一方で、中東に約5万人の兵力と艦艇19隻などを配備する軍事態勢を維持している。
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ドナルド・トランプ米大統領が高官らと、イラン戦争の終結を宣言する案を非公開で協議していることが分かった。11月の中間選挙を前に、戦闘が一段と拡大すれば共和党の政治的負担になりかねないとの懸念が背景にある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が9月3日に報じた。トランプ大統領は最近、高官らとイラン戦争の終結を宣言するかどうかを協議している。米政府当局者は、トランプ大統領自身もこの案に前向きな姿勢を示していると明らかにした。
関係者によると、側近らは最近の米国とイランの応酬を超えて戦争がさらに大規模化した場合、11月の中間選挙で共和党に不利に働くと助言している。ただ、トランプ大統領は戦争に関する判断を下す際、選挙への影響は考慮していないとの立場を示している。
終戦の可能性を探る背景には、米国の対イラン戦略の変化がある。トランプ政権はここ数週間、軍事行動より経済的圧力の強化に重点を置き、イランを交渉の場に引き出す構えを強めてきた。トランプ大統領は経済的圧力を維持すれば、イラン政権はいずれ核計画を放棄するか崩壊に向かうとみているという。
トランプ大統領は最近、ソーシャルメディアに「今のわれわれの立ち位置の方がずっと気に入っている」と投稿した。さらに「ホルムズ海峡をほぼ完全に支配しており、イラン経済は完全に崩壊しつつある」と主張し、「彼らは避けられない結果に向かっている」と付け加えた。
もっとも、戦争が短期間で終結するかどうかはなお不透明だ。イランは米国の圧力にも譲歩する兆しを見せておらず、両国はホルムズ海峡の支配権を巡って攻撃の応酬を続けている。6月に双方が合意した暫定的な和平協定が崩れた後、交渉は再開していない。
米国は終戦の可能性を探る一方、中東での軍事態勢は維持している。米軍は現在、中東地域に約5万人の兵力と艦艇19隻、防空部隊、戦闘機部隊を配備している。イランのミサイル迎撃やホルムズ海峡を航行する商船の防護、イランの港湾と沿岸の封鎖に加え、情勢が悪化した際に大規模攻撃に踏み切れる戦力も維持している。
トランプ大統領は8月、高官らから対イラン空爆の拡大や、ホルムズ海峡近くのイランの島に地上軍を投入する案など、追加の軍事選択肢について報告を受けたという。秘密の核活動に使われる可能性が指摘される「ピックアックス・マウンテン(Pickaxe Mountain)」施設への爆撃案も検討対象に入った。
トランプ大統領は9月2日も、必要なら追加攻撃に踏み切る姿勢を崩さなかった。米軍は「望む時にはいつでも」再び攻撃する準備ができているとし、終戦の可能性を探りつつ、イランへの軍事的圧力も続ける考えをにじませた。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.