米ナスダック上場のファーミ株、一時350%急騰 ロビンフッド・チェーンのミームコイン投機が波及
概要
- 米ナスダック上場の中国農産物企業 ファーミ(Farmmi) の株価が、ロビンフッド・チェーンの ミームコイン への投機需要を背景に、取引時間中に最大 350%急騰 したと伝えた。
- オンチェーンの FAMIトークン と連動するミームコイン JINQIAN の取引が活発化し、FDV は一時 6000万ドル に達した。実際の ファーミの企業価値 の約 10倍 に当たるという。
- 市場では、第三者が発行したオンチェーンの FAMIトークン と JINQIAN を巡る 投機熱 が実際の ファーミ株 の買いに波及し、株価 と 出来高 の急騰を招いたとみられている。
期間別予測トレンドレポート



米ナスダック上場の中国農産物企業ファーミ(Farmmi)の株価が、ロビンフッド・チェーンで取引される関連ミームコインへの投機資金流入を受け、9月2日の取引時間中に一時350%急騰した。
暗号資産メディアのザ・ブロックによると、ファーミ株は同日、一時0.50ドル(約80円)まで上昇した。前日の終値は約0.12ドルだった。その後は上昇分の相当部分を吐き出し、0.18ドル前後まで水準を切り下げた。
売買高も急増した。同日の出来高は7億2000万株を超え、通常の1日平均の約90倍に膨らんだ。ファーミは食用乾燥キノコなどを販売する中国の農産物企業だ。
今回の急騰は、ロビンフッド・チェーン上でファーミのティッカー「FAMI」を使うオンチェーントークンと連動したミームコイン「JINQIAN」の売買が活発化した時期と重なった。DEX Screenerによると、JINQIANの完全希薄化後評価額(FDV)は一時6000万ドル(約95億円)まで膨らみ、実際にナスダックへ上場するファーミの企業価値の約10倍に達した。
ロビンフッド・チェーンでは最近、ミームコインの取引ペアをステーブルコインやビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)ではなく、トークン化株式で組成する動きが広がっている。エヌビディア(NVDA)のトークン化株式と連動した「Artificial Inu(AI)」や、マイクロン(MU)と連動する「Memory Cow Moo(MOO)」などが代表例とされる。
ただ、ファーミの事例は従来のケースと構造が異なる。ファーミの従業員数は15人にとどまり、今回の急騰前の時価総額も数百万ドル規模の超小型株だった。これまでのミームコイン取引ペアが、エヌビディアやマイクロンのような流動性の高い大型株を土台にしていたのとは対照的だ。
ロビンフッド・チェーンで取引されるFAMIトークンは、ロビンフッドが公式に発行した株式トークンではなく、第三者が独自に発行したものとみられる。このため、エヌビディアやマイクロン関連トークンのように、トークンの発行・償還が実際のナスダック上場ファーミ株の買い付けにつながる仕組みはないとされる。
市場では、オンチェーンのFAMIトークンとJINQIANを巡る投機熱が実際のファーミ株にも波及したとみている。ミームコイン価格の急騰に反応した投資家が証券会社を通じて上場株まで買い進め、株価と出来高が同時に急騰した可能性がある。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.