概要
- G20の財務相と中央銀行総裁は、暗号資産が経済成長を支える潜在力を持つとの認識で一致した。
- 声明は、暗号資産分野で責任ある革新を進めるため、明確な道筋(clear pathways)を構築し、関連する制度や規制環境を整備すると明らかにした。
- G20は、国境をまたぐ決済システム、ISO 20022、グローバル・ステーブルコインを巡る制度整備の必要性を強調し、金融安定理事会(FSB)の分析結果を待っているとした。
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主要20カ国・地域(G20)の財務相と中央銀行総裁は、暗号資産が経済成長を支える潜在力を持つとの認識で一致した。責任ある革新に向け、明確な制度上の道筋を整える方針も打ち出した。
米財務省のスコット・ベッセント長官が9月1日(現地時間)に公表したG20議長声明には、暗号資産に関する文言が盛り込まれた。G20の財務相と中央銀行総裁は、暗号資産が経済成長を後押しする可能性があると確認した。
声明は、暗号資産分野で責任ある革新が進むよう、「明確な道筋(clear pathways)」の構築でも協力すると明記した。暗号資産を経済・金融システムにおける革新の手段として活用しつつ、関連する制度や規制環境の整備を進める考えを示した。
国境をまたぐ決済システムの改善の必要性も強調した。G20は、銀行や中央銀行などが大口決済や緊急決済を処理するシステムについて、運用時間の拡大を進める方針を示した。
金融機関同士の情報交換に使う国際金融メッセージ標準「ISO 20022」の活用拡大や、各国間の金融サービスデータ移転を円滑にする方策も盛り込んだ。越境決済の効率を高める狙いがある。
グローバル・ステーブルコインを巡る議論も続く見通しだ。G20は、金融安定理事会(FSB)が進めるグローバル・ステーブルコインの越境面での影響分析の結果を待っているとした。
今回の声明は、G20が暗号資産の成長可能性を認める一方、越境決済やステーブルコインなど国際金融システムと結びつく分野では、制度整備が必要だとの認識も示した。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.