ビットコインの未決済建玉3.8%減でも資金調達率上昇、ロング清算リスク拡大も
Minseung Kang
概要
- ビットコインの未決済建玉は減少している一方、ロングポジションへの偏りは再び強まっている。
- 資金調達率は0.00906%まで急速に上昇しており、短期的にロングポジションの維持コストが急速に高まっている。
- 市場は過熱状態ではないが、資金調達率と未決済建玉がそろって上昇した場合、ロングスクイーズのリスクが大きく高まる可能性がある。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)デリバティブ市場では、全体のレバレッジ縮小が続く一方で、ロングポジションへの偏りが再び強まっている。
オンチェーンアナリストのアクセル・アドラー・ジュニア(Axel Adler Jr.)は8月31日付のニュースレターで、ショートスクイーズ後もビットコインの未決済建玉(OI)は以前の水準を回復できていないと指摘した。全体の建玉が減り続ける半面、ロングポジションを維持するコストは急速に上がっているという。
ビットコインの未決済建玉は8月21日の33万1100BTCから、8月31日には31万8600BTCへと約3.8%減少した。直近24時間でも2850BTC減っており、デリバティブ市場は引き続きレバレッジを縮小する局面にある。
一方、資金調達率は先週金曜日から急速に上昇した。足元の資金調達率は0.00906%で、8時間平均は0.00821%、24時間平均は0.00725%だった。特に8時間平均は24時間平均を約13%上回っており、短期的にロングポジションへの偏りが強まっていることを示している。
アドラー氏は、市場はなお過熱状態にはないものの、下落には次第に敏感になっていると分析した。さらに、資金調達率の上昇が続くなかで未決済建玉まで再び増えれば、ロングのレバレッジが急速に積み上がると指摘した。その場合、価格下落時のロングスクイーズのリスクは大きく高まると強調した。
Minseung Kang
minriver@bloomingbit.ioBlockchain journalist | Writer of Trade Now & Altcoin Now, must-read content for investors.