ビットコイン8万ドル目前、バイナンス保有量が年初来最高 売り圧力を警戒
概要
- バイナンスのビットコイン保有量が約68万7000BTCと、2026年に入って最高水準を記録し、潜在的な売り圧力への警戒が強まっている。
- ビットコイン価格が6万ドル台から8万ドルに迫るのと歩調を合わせて、取引所の保有量増加も進んだ。今後の価格上昇を制約しうる潜在的な供給と解釈できる。
- ビットコインの8万ドル突破の可否は、現物市場の新規買いと上場投資信託(ETF)資金が、取引所に積み上がった潜在的な供給をどこまで吸収できるかに左右される。
期間別予測トレンドレポート



ビットコイン(BTC)が8万ドル(約1280万円)の再突破を試すなか、世界最大の暗号資産交換所バイナンスのビットコイン保有量が2026年に入って最高水準まで増えた。相場の上値を抑えかねない潜在的な売り圧力として警戒が必要だ。
8月30日、オンチェーン分析企業クリプトクアント(CryptoQuant)の寄稿者エックスウィン・ジャパン(XWIN Japan)は、バイナンスのビットコイン保有量が約68万7000BTCまで増え、2026年に入って最高水準を記録したと明らかにした。4月末には約61万7000BTCまで減っていたが、その後は増加に転じ、特に8月に入って増勢が強まった。
注目すべきなのは、ビットコイン価格と取引所保有量が同時に上昇している点だ。ビットコインが6万ドル台から8万ドルに迫る過程で、バイナンス内のビットコイン残高も増えた。一般に、取引所へのビットコイン流入は、投資家が売却やヘッジに動く前にみられる。このため、今後の相場上昇を制約しうる潜在的な供給とみることができる。
エックスウィン・ジャパンは「価格反発局面で、より多くのビットコインが取引所に流入すれば、保有者が利益確定やヘッジ、担保活用などを目的に資産を移しているシグナルになり得る」と分析した。
もっとも、バイナンスが保有する68万7000BTCのすべてが市場で売りに出るわけではない。取引所内部のウォレット再編や、カストディー資産の移管、マーケットメーキング活動、デリバティブ取引向け担保の移動なども、取引所保有量の増加に影響しうるためだ。
それでも、ビットコインが主要な抵抗線である8万ドルを目前に控える局面で、バイナンスの保有量が年初来最高を記録した点は、短期的な警戒材料となる。価格が一段と上昇した場合、利益確定の売りが市場に出て、上昇の勢いを抑える可能性がある。
今後、ビットコインが8万ドルを突破できるかどうかは、現物市場の新規買いと上場投資信託(ETF)への資金が、取引所に積み上がった潜在的な供給をどこまで吸収できるかにかかっている。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.