概要
- 世界最大のビットコイン保有企業であるストラテジーが、約2カ月ぶりにビットコイン買い再開の可能性を示したと伝えた。
- ストラテジーはビットコイン売却を中止し、MSTR売却で約20億ドルを調達して、ドル準備金の積み増しとSTRC自社株買いに活用していると明らかにした。
- ストラテジーは約4年分の優先株配当を支払える現金を確保しており、今後の調達資金はビットコイン購入とSTRC自社株買いに使われる可能性が高いとの分析が出ている。
期間別予測トレンドレポート



世界最大のビットコイン保有企業であるストラテジー(Strategy)が、約2カ月ぶりにビットコイン(BTC)の買い増しを再開する可能性を示した。
コインデスクによると、マイケル・セイラー会長は8月30日、Xにビットコイン保有状況を示すチャートを投稿し、「われわれは戻ってきた(We're Back)」と書き込んだ。市場では、ストラテジーが6月22日以来初めてビットコインを追加購入した兆候と受け止められている。ただ、具体的な購入規模は明らかになっていない。
セイラー氏の発言は、ビットコインが7万9000ドル(約1260万円)に迫るなかで出た。ビットコインは直近24時間で約1%上昇した。8月28日のケビン・ウォーシュ米連邦準備制度理事会(Fed)議長によるジャクソンホールでのタカ派的な講演後に付けた安値と比べると、2.5%以上反発した。
ストラテジーは5月以降、保有するビットコインの一部を売却し、財務体質の強化を進めてきた。足元ではビットコインの売却をやめる一方、普通株MSTRの売却で約20億ドル(約3200億円)を調達した。これによりドル準備金を積み増すと同時に、永久優先株「ストレッチ(STRC)」の自社株買いも始めた。
足元で財務余力が改善していることも、ビットコイン買い再開の可能性を支えている。同社は現在、約4年分の優先株配当を支払える現金余力を確保している。このため、今後追加で調達する資金は、ドル準備金の積み増しよりも、ビットコイン購入とSTRCの自社株買いに充てられる公算が大きい。
STRC価格は8月28日の取引時間中に98ドル(約1万5700円)まで上昇した。ストラテジーは、STRC価格を基準価格である100ドル水準に戻すため、自社株買いを続ける見通しだ。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.