概要
- 米軍は、イランのララク島でホルムズ海峡に向けた海上機雷の発射準備を進めていた発射台2カ所を空爆したと明らかにした。
- 1カ月ぶりに再開した米国のイラン直接空爆で軍事的緊張が高まり、追加衝突の可能性も大きくなったと伝えた。
- 世界の原油供給の要衝であるホルムズ海峡の封鎖により、世界の原油輸送の混乱と不確実性が広がっていると伝えた。
期間別予測トレンドレポート



米国が約1カ月ぶりにイラン領内を直接攻撃し、いったん小康状態にあった両国の軍事的緊張が再び強まっている。
ロイター通信によると、米軍は8月30日、イランのララク島にある発射台2カ所を空爆した。米政府当局者は、イラン革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡に向けて海上機雷を搭載したロケットを発射する準備を進めているのを確認し、攻撃に踏み切ったと明らかにした。
米国によるイランへの直接攻撃が明らかになったのは7月末以来となる。足元では双方の軍事衝突がこう着状態に入り、米国はイランへの直接的な軍事行動よりも経済的圧力に軸足を置いてきた。約1カ月ぶりに再開した今回の攻撃が、軍事衝突の拡大につながるかが焦点となる。
イランは直ちに報復を予告した。イラン国営メディアによると、革命防衛隊は今回の攻撃で軍人と民間人の複数が死傷したとして、米国の攻撃に「対応と処罰」で臨むと表明した。半官営のタスニム通信は、米軍がドローンを使ってララク島を攻撃したと報じた。
今回の攻撃は、米国がホルムズ海峡の機雷除去完了を宣言してから数日後に実施された。ドナルド・トランプ米大統領は先週、海峡の国際水域にあった機雷はすべて爆破または除去されたと説明した。そのうえで、イランが新たに機雷を敷設した場合、それを運ぶ船舶を破壊すると警告していた。
米国とイスラエルは2月28日にイランを攻撃した。イランもイスラエルと、米軍基地のある湾岸地域の国々を攻撃しており、武力衝突は6カ月超続いている。米国とイスラエルによるイラン攻撃やイスラエルのレバノン空爆などで数千人が死亡し、数百万人が避難した。米軍でも18人の死者が出ている。
とりわけ、1カ月ぶりの米国による直接空爆で、世界の原油供給の要衝であるホルムズ海峡を巡る不確実性は再び強まりそうだ。戦争前には、世界の原油消費量の約20%にあたる量がホルムズ海峡を通過していたが、戦争後は海峡封鎖の影響で原油輸送の支障が続いている。
Suehyeon Lee
shlee@bloomingbit.ioI'm reporter Suehyeon Lee, your Web3 Moderator.