値動き落ち着いたKOSPI、売買低迷で7000台手前の足踏み続く
概要
- 単一銘柄 レバレッジ 規制の導入後、KOSPIの 変動性 と VKOSPI は大きく低下した。
- KOSPIの 1日平均売買高 と 売買代金、回転率 はいずれも年初来最低となり、需給の力 が弱まった。
- 証券業界は、新たな 買い手 の不在と来年の 企業利益 の伸び鈍化見通しを背景に、KOSPIが 7000台 を中心とするボックス圏にとどまる可能性があるとみている。
期間別予測トレンドレポート



先月に激しい値動きを繰り返した韓国総合株価指数(KOSPI)は、単一銘柄レバレッジ商品の規制導入後に落ち着きを取り戻した。変動性は急速に低下した半面、売買高と売買代金もそろって減少し、7000台突破を支える需給の力は弱まっている。
韓国取引所によると、8月に入ってから8月28日までに有価証券市場でサイドカーが発動された回数は5回だった。7月の15回の3分の1の水準にとどまる。6月と7月の2カ月間にはそれぞれ10回、15回の計25回発動されており、市場の急激な一方向への偏りは大きく和らいだ。7月に4回発動したサーキットブレーカーは、8月には一度も作動していない。
指数の1日当たりの変動幅も縮小した。7月は22営業日のうち14日(64%)でKOSPIが3%以上動いたが、8月は19営業日中8日(42%)にとどまった。1日に5%以上急騰・急落した日も同じ期間に10日から3日に減った。
市場の不安心理を映すKOSPI200変動性指数(VKOSPI)も急速に落ち着いている。VKOSPIは8月28日に50.08を付けた。6月末には取引時間中に97.99まで上昇し、7月30日にも86.18に達したが、その後20営業日で40%超下落した。終値ベースで50台まで低下したのは約4カ月ぶりだ。金融当局がサムスン電子やSKハイニックスなど大型株を追う高リスクの単一銘柄レバレッジ商品について、預託金基準を1000万ウォン(約116万円)から3000万ウォン(約348万円)に引き上げるなど規制を強めた影響とみられる。
問題は、変動性の低下とともに売買の活気も冷え込んだ点にある。8月のKOSPIの1日平均売買高は3億2179万株、1日平均売買代金は25兆7568億ウォン(約2兆9900億円)で、いずれも年初来最低を記録した。上場株式がどれだけ頻繁に売買されたかを示す1日平均回転率も0.54%まで低下した。6月の0.82%、7月の0.72%と比べると、投資家の売買参加は明らかに縮小している。
KOSPIは6月に取引時間中として9385台まで上昇した後、7月末には5262台まで急落した。その後は反発に転じたものの、7000台を明確には超えられていない。8月18日には取引時間中に7216台まで上げたが、その後は上昇の流れをつなげられず、6000台後半で一進一退の値動きが続いている。急落局面で損失を抱えた個人投資家の資金が滞留したうえ、新規資金の流入も鈍ったためだ。
証券業界では、単一銘柄レバレッジ商品から流出した資金に代わる新たな買い手が現れない限り、短期間で前回高値を回復するのは難しいとみている。売買規模の縮小で需給の基盤が弱まっているだけに、当面は日柄調整をこなしながら緩やかな反発を試す可能性が大きい。
来年は企業利益の伸びが鈍るとの見方も重荷になっている。業績改善への期待まで弱まれば、KOSPIは7000台を中心に相当期間ボックス圏にとどまる可能性がある。
YM Lee
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